京都国立近代美術館で開催される展覧会「没後50年 堂本印象 自在なる創造」は、日本画家・堂本印象の画業を展観する大回顧展。歴史画の代表作《木華開耶媛》、抽象的な作風へと移行した《交響》や《風神》など、印象を代表する作品を一堂に集め、その全貌に光をあててゆく。
「没後50年 堂本印象 自在なる創造」
会期:2025年10月7日(火)~11月24日(月・振)
会場:京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
奈良の松伯美術館で開催される展覧会「追悼 上村淳之展 学生時代から晩年までI—鳥・鳥・鳥—」では、花鳥画を通して東洋独自の絵画空間を追求した日本画家・上村淳之を紹介。同館の所蔵作品を中心に、学生時代から晩年までの花鳥画を展示する。
「追悼 上村淳之展 学生時代から晩年までI—鳥・鳥・鳥—」
会期:2025年5月3日(土・祝)〜7月13日(日)
会場:松伯美術館(奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4)
入館料:大人 820円、小・中学生 410円
奈良の大和文華館で開催される特別企画展「風に吹かれて—東アジア美術における気象の表現—」は、中国、朝鮮半島、日本の絵画作品をとおして、気象の変化が東アジアでどのように表現されてきたのかを探る展覧会。重要文化財である中国・元の《草虫図》や《蓮池白鷺図》など、38件の作品を紹介する。
「風に吹かれて—東アジア美術における気象の表現—」
会期:2025年5月30日(金)~7月6日(日)
会場:大和文華館(奈良県奈良市学園南1-11-6)
入館料:一般 630円、高校・大学生 420円
奈良県立美術館で開催される特別展「生誕100年 中村正義—その熱と渦—」は、「日本画の風雲児」、「反骨の画家」、「鬼才」などと呼ばれた日本画家、中村正義の展覧会。正義の作品125件、下絵や資料など24件を紹介するほか、関連作家による作品36件を通して、戦後日本美術の大きな流れにも光をあてる。
「生誕100年 中村正義—その熱と渦—」
会期:2025年5月31日(土)〜7月6日(日)
会場:奈良県立美術館(奈良県奈良市登大路町10-6)
観覧料:一般 1,200円、大学生 1,000円
奈良の春日大社で開催される特別展「究極の国宝 大鎧展 —日本の工芸技術の粋を集めた甲冑の美の世界—」は、日本の甲冑を紹介する展覧会。「国宝甲冑の双璧」と称される、春日大社の国宝《赤糸威大鎧(竹虎雀飾)》と青森県八戸市・櫛引八幡宮の国宝《赤糸威大鎧(菊一文字)》を、史上初めて並列で展示するなど、貴重な作品が一堂に会する機会となる。
「究極の国宝 大鎧展 —日本の工芸技術の粋を集めた甲冑の美の世界—」
会期:2025年7月5日(土)~9月7日(日)
会場:春日大社 国宝殿(奈良県奈良市春日野町160)
観覧料:一般 1,500円、高校・大学生 1,200円 ほか
奈良国立博物館で開催される特別展「世界探検の旅—美と驚異の遺産—」では、世界各地から集めた民族資料や考古資料約30万点を擁する、奈良の天理大学附属天理参考館のコレクションから選りすぐった作品を紹介。奈良国立博物館が所蔵する仏教美術作品を加えた約220件により、約6,000年におよぶ人類の歴史を紹介する。
奈良国立博物館開館130年・天理大学創立100周年記念特別展「世界探検の旅—美と驚異の遺産—」
会期:2025年7月26日(土)~9月23日(火・祝)
会場:奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町50)
観覧料:一般 1,800円、高校・大学生 1,300円
兵庫・神戸の横尾忠則現代美術館で開催される展覧会「横尾忠則の肉体派宣言展」では、「肉体」をキーワードに、横尾の作品を紹介。「描く肉体」、「描かれる肉体」、そして「肉体を超えて」というテーマのもと、絵画や版画を展示する。
「横尾忠則の肉体派宣言展」
会期:2025年5月24日(土)〜8月24日(日)
会場:横尾忠則現代美術館(兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30)
観覧料:一般 800円、大学生 600円 ほか
兵庫県立美術館で開催される特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア—百年目の再会」は、20世紀前半の海外で活動したふたりの画家、藤田嗣治と国吉康雄を紹介する展覧会。「乳白色の下地」に描いた藤田の裸婦画など、ふたりの画家の代表作を中心に約120点を一堂に集めて展示する。
「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア—百年目の再会」
会期:2025年6月14日(土)~8月17日(日)
会場:兵庫県立美術館(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)
観覧料:一般 2,000円、大学生 1,200円 ほか
兵庫の神戸市立博物館で開催される展覧会「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」では、ファン・ゴッホ作品のコレクションで世界的に知られるオランダのクレラー=ミュラー美術館の所蔵品より、約60点の優品を紹介。なかでも、傑作《夜のカフェテラス》は、約20年ぶりの日本公開となる。
「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」
会期:2025年9月20日(土)~2026年2月1日(日)
会場:神戸市立博物館(兵庫県神戸市中央区京町24)
兵庫の姫路市立美術館で開催される展覧会「髙田賢三展 パリに燃ゆ、永遠の革命児」は、ケンゾー(KENZO)の創設者・髙田賢三の大規模回顧展。国内外のコレクションから厳選した衣装を通して、髙田が手がけたファッションの軌跡をたどるとともに、幼少期から描いていた絵画、アイディアの源泉となった資料、そして衣装のデザイン画なども紹介する。
大阪・関西万博記念事業「髙田賢三展 パリに燃ゆ、永遠の革命児」
会期:2025年4月12日(土)〜7月21日(月・祝)
会場:姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町68-25)
観覧料:一般 1,500円、高校・大学生 1,100円 ほか
滋賀のMIHO MUSEUM(ミホミュージアム)で開催される特別展「伝説の漆匠 佐野長寛—奇想と風雅の世界」は、幕末の京都漆芸界に新風を吹きこんだ漆工、佐野長寛の展覧会。約160件の作品や資料をとおして長寛の全貌に光をあてる、100年ぶりの機会となる。
「伝説の漆匠 佐野長寛—奇想と風雅の世界」
会期:2025年7月12日(土)〜8月24日(日)
会場:MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300)
入館料:一般 1,300円、高校・大学生 1,000円