大阪の国立民族学博物館で開催される企画展「フォルモサ∞アート——台湾の原住民藝術の現在(いま)」は、台湾の原住民族のアーティスト「原住民藝術家」を紹介する展覧会。国際的にも高く評価されている12人の作家による代表作や新作を公開する。
「フォルモサ∞アート——台湾の原住民藝術の現在(いま)」
会期:2025年9月18日(木)~12月16日(火)
会場:国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園10-1)
観覧料:一般 780円、大学生 340円
大阪市立美術館で開催される展覧会「NEGORO 根来 - 赤と黒のうるし」では、黒漆による下塗りに朱漆を重ねた漆器「根来(ねごろ)」を紹介。中世・和歌山の根来寺で盛んに作られたという漆工品を軸に展示し、現代の朱漆器「根来塗」にいたる展開をたどってゆく。
「NEGORO 根来 - 赤と黒のうるし」
会期:2025年9月20日(土)~11月9日(日)
会場:大阪市立美術館(大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
観覧料:一般 1,800円、高校・大学生 1,300円
大阪中之島美術館で開催される展覧会「新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展」では、「アール・デコと女性」がテーマ。会フランスを中心とするヨーロッパで手がけられた、女性を描いたグラフィックデザインを公開するほか、ブシュロン(BOUCHERON)のアーカイブジュエリーを筆頭に、女性と関わりの深いジュエリーやドレス、香水瓶などを一堂に集めて展示する。
「新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展」
会期:2025年10月4日(土)〜2026年1月4日(日)
会場:大阪中之島美術館(大阪府大阪市北区中之島4-3-1)
観覧料:一般 2,000円、高校・大学生 1,600円 ほか
大阪のあべのハルカス美術館で開催される展覧会「密やかな美 小村雪岱のすべて」では、日本画、書籍の装幀、挿絵や映画の美術考証、舞台装置など、幅広い分野で活躍した美術家・小村雪岱を紹介。文学者、日本画家、出版人や舞台人との交流に着目しつつ、《青柳》や《おせん》といった代表作を網羅的に展示する。
「密やかな美 小村雪岱のすべて」
会期:2025年12月27日(土)~2026年3月1日(日)
会場:あべのハルカス美術館(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス 16F)
京都市京セラ美術館で開催される展覧会「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界—反復と増殖—」は、前衛芸術家・草間弥生の初となる大規模な版画展。草間初の版画作品から、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作、近年の代表作「愛はとこしえ」シリーズまで、約330点の版画作品を紹介する。
「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界—反復と増殖—」
会期:2025年4月25日(金)~9月7日(日)
会場:京都市京セラ美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
観覧料:一般 2,200円 ほか
京都府立堂本印象美術館で開催される企画展「堂本印象と大阪」は、日本画家・堂本印象と大阪の関わりに着目する展覧会。初期の風俗画から、四天王寺・五重宝塔の仏画、大阪の教会のために制作した聖母マリア像の壁画、1970年大阪万博における万国博ホールの緞帳の原画まで、一堂に集めて紹介する。
「堂本印象と大阪」
会期:2025年6月12日(木)~9月23日(火・祝)
会場:京都府立堂本印象美術館(京都府京都市北区平野上柳町26-3)
入館料:一般 580円、高校・大学生 450円 ほか
京都市京セラ美術館で開催される企画展「どこ見る?どう見る?西洋絵画!ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館」は、サンディエゴ美術館と国立西洋美術館の所蔵作品をとおして、西洋美術600年の流れをたどる展覧会。サンディエゴ美術館が誇るスペイン美術を筆頭に、ルネサンスから近代にいたる約60点を紹介する。
「どこ見る?どう見る?西洋絵画!ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 feat.国立西洋美術館」
会期:2025年6月25日(水)〜10月13日(月・祝)
会場:京都市京セラ美術館 本館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
観覧料:一般 2,200円、高校・大学生 1,400円
京都の龍谷ミュージアムで開催される特集展示「TANGO!海の京都・山の京都の仏教美術」では、京都府立丹後郷土資料館が収蔵する仏教美術品を公開。仏教にまつわる絵画、仏像に加えて、「丹後式」とも呼ばれる丹後独特の石造狛犬などを目にすることができる。
「TANGO!海の京都・山の京都の仏教美術」
会期:2025年7月12日(土)〜8月17日(日)
会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム(京都府京都市下京区堀川通正面下る 西本願寺前)
入館料:一般 700円、大学生 500円 ほか
京都国立近代美術館で開催される「きもののヒミツ 友禅のうまれるところ」展は、きものの魅力を多面的にひもとく展覧会。創業470年を迎える友禅の老舗・千總の全面的な協力のもと、京都国立近代美術館の所蔵作品を加えて、近世から近代にいたるきものの優品、関連資料、きものと関わりの深い日本画や工芸を紹介する。
「きもののヒミツ 友禅のうまれるところ」
会期:2025年7月19日(土)〜9月15日(月・祝)
会場:京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
観覧料:一般 2,000円、大学生 1,300円 ほか
京都の福田美術館、嵯峨嵐山文華館で開催される展覧会「万博・日本画繚乱 —北斎、大観、そして翠石—」では、かつて万国博覧会に出品した日本画家による作品を紹介。横山大観や竹内栖鳳、上村松園、虎のモチーフを得意とした大橋翠石などによる名品を一堂に集めて公開する。
「万博・日本画繚乱 —北斎、大観、そして翠石—」
会期:2025年7月19日(土)~9月28日(日)
会場:福田美術館(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)、嵯峨嵐山文華館(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11)
観覧料:二館共通券 一般 2,300円、高校生 1,300円 ほか
美術館「えき」KYOTOで開催される展覧会「円空展 330年の祈り」では、木彫の神仏像を数多く手がけた江戸時代の僧、円空を紹介。今に受け継がれる円空像のなかから、関西初公開を含む優品を選りすぐって公開する。
「円空展 330年の祈り」
会期:2025年8月30日(土)~10月6日(月)
会場:美術館「えき」KYOTO(京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
入館料:一般 1,200円、高校・大学生 1,000円 ほか
京都の細見美術館で開催される展覧会「寄贈記念展 澤乃井櫛かんざしコレクション —美を継ぐ—」では、華麗な装身具約200点を紹介。澤乃井櫛かんざし美術館から寄贈を受けた約5,000点の装身具のなかから、櫛かんざしの優品や世界各国の髪飾りなどを公開する。
「寄贈記念展 澤乃井櫛かんざしコレクション —美を継ぐ—」
会期:2025年9月6日(土)~10月13日(月・祝)
会場:細見美術館(京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
入館料:一般 1,800円、学生 1,300円
京都市京セラ美術館で開催される特別展「⺠藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」は、民藝と京都の関係性に着目する展覧会。民藝」という言葉が生まれる契機となった木喰仏をはじめ、京都で民藝運動に携わった黒田辰秋などの作品、河井寬次郎や濱田庄司らが手がけた工芸作品、日本全国の蒐集品などを展示しつつ、民藝と京都の関わりを総合的に紹介する。
「⺠藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美」
会期:2025年9月13日(土)〜12月7日(日)
会場:京都市京セラ美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
観覧料:一般 2,000円、高校・大学生 1,500円 ほか
京都の泉屋博古館で開催される特別展「生誕151年からの鹿子木孟郎 —不倒の油画道—」は、近代日本の洋画に本格的な写実表現を移植した画家、鹿子木孟郎を紹介する、約四半世紀ぶりの大規模回顧展。代表作や師であるジャン=ポール・ローランスの作品など、約80点を紹介する。
「生誕151年からの鹿子木孟郎 —不倒の油画道—」
会期:2025年9月27日(土)〜12月14日(日)
会場:泉屋博古館(京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24)
入館料:一般 1,200円、学生 800円
京都国立博物館 平成知新館で開催される特別展「宋元仏画—蒼海(うみ)を越えたほとけたち」は、東アジアの仏教絵画の最高峰とされる、中国の宋元仏画を紹介する展覧会。宋代仏画の最高傑作とされる国宝《孔雀明王像》など、150件以上の作品が出展され、その約半数が国宝や重要文化財となる予定だ。
「宋元仏画—蒼海(うみ)を越えたほとけたち」
会期:2025年9月20日(土)~11月16日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館(京都府京都市東山区茶屋町527)
観覧料:一般 2,000円、大学生 1,200円 ほか
京都文化博物館で開催される特別展「世界遺産 縄文」は、縄文時代の社会と文化を紹介する展覧会。「北海道・東北の縄文遺跡群」をはじめとする縄文遺跡から出土した、土偶や装飾品といった資料約250件を一堂に集めて展示する。なかでも、国宝の土偶2件や「遮光器土偶」5体を目にすることができる機会となる。
「世界遺産 縄文」
会期:2025年10月4日(土)~11月30日(日)
会場:京都文化博物館(京都府京都市中京区三条高倉)
観覧料:一般 1,800円、高校・大学生 1,200円 ほか
京都国立近代美術館で開催される展覧会「没後50年 堂本印象 自在なる創造」は、日本画家・堂本印象の画業を展観する大回顧展。歴史画の代表作《木華開耶媛》、抽象的な作風へと移行した《交響》や《風神》など、印象を代表する作品を一堂に集め、その全貌に光をあててゆく。
「没後50年 堂本印象 自在なる創造」
会期:2025年10月7日(火)~11月24日(月・振)
会場:京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)