特別企画展「くらべて楽しむ琳派作品」が、奈良の大和文華館にて、2025年8月22日(金)から9月28日(日)まで開催される。
やまと絵の伝統を基盤に、装飾性に富んだ作品を生みだした、琳派。その代表的な絵師に、桃山時代から江戸時代前期にかけて活躍した本阿弥光悦や俵屋宗達、江戸時代中期の尾形光琳や乾山、そして江戸時代後期の酒井抱一を挙げることができる。宗達、光琳、抱一のあいだには直接的な師弟関係はなく、作品をつうじて画風を学んでいる点に、琳派という系譜の大きな特徴がある。
特別企画展「くらべて楽しむ琳派作品」は、さまざまな時代にわたる琳派の作品を、古典作品や異なる流派の作品とともに紹介。平安時代後期の国宝《寝覚物語絵巻》と伝俵屋宗達筆《源氏物語図屏風断簡》というように、作品をあわせて展示することで、先達の作品を学びつつ、同時代の流行を反映さながら伸びやかに展開していった琳派の魅力を探ってゆく。
特別企画展「くらべて楽しむ琳派作品」
会期:2025年8月22日(金)~9月28日(日)
会場:大和文華館
住所:奈良県奈良市学園南1-11-6
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(9月15日(月・祝)は開館)、9月16日(火)
入館料:一般 630円、高校・大学生 420円、小・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引、引率者1名無料
※障がい者手帳の所持者および同伴者1名は2割引
【問い合わせ先】
大和文華館
TEL:0742-45-0544