本記事では、東京都内の美術館と博物館で開催中の展覧会はもちろん、今後開催される注目の展覧会を網羅して紹介。各美術館の詳細をクリックすれば、見どころや美術館へのルート、営業時間などの詳細も一緒に確認できる。気になる美術館はチェックしておこう。
「眠り展」東京国立近代美術館で - ゴヤ、塩田千春や内藤礼など約120点にみる「眠り」のかたち開催中期間:2020年11月25日(水)〜2021年2月23日(火)展覧会「眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで」が、東京国立近代美術館にて、2021年2月23日(火・祝)まで開催される。「眠り」は、人が生きていくうえで欠かせないのみならず、芸術...
建築家・隈研吾の大規模個展が東京・長崎・高知で - 模型や映像などから探る隈建築の“公共性”期間:2021年6月18日(金)〜9月26日(日)
「あやしい絵展」東京&大阪で - 上村松園などの日本近代美術にみる“神秘的・奇怪”な表現期間:2021年3月23日(火)〜5月16日(日)
「東京国立近代美術館」は、日本で最初の国立美術館。最大の特徴は、横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む13,000点超のコレクション。明治から現代まで、多岐にわたるジャンルの日本美術の名作に加え、海外の作品も多数所蔵し、会期ごとに選りすぐりの約200点を展示する所蔵作品展を開催している。また、著名な作家の個展や時代や社会のエッセンスを取り入れたテーマ展なども、年に数回開催されている。
「テート美術館所蔵 コンスタブル展」三菱一号館美術館で - 風景画など85点からたどる軌跡期間:2021年2月20日(土)〜5月30日(日)
展覧会「三菱の至宝展」三菱一号館美術館で、国宝「曜変天目」など東洋美術・古典籍約100点期間:2021年6月30日(水)〜9月12日(日)
「三菱一号館美術館」は、2010年に東京・丸の内にオープンした美術館。19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展を、年3回開催。コレクションは、建物と同時代の19世紀末西洋美術をメインに、アンリ・ド・トゥールーズ゠ロートレック、オディロン・ルドン、フェリックス・ヴァロットン作品などを収蔵。中でも、トゥールーズ゠ロートレックが没するまで手元で保有していた272点あまりのグラフィック作品群は、三菱一号館美術館のコレクションの核を成す。
展覧会「河鍋暁斎の底力」東京ステーションギャラリーで - 下絵・画稿・席画から見る“生の筆遣い”開催中期間:2020年11月28日(土)〜2021年2月7日(日)展覧会「河鍋暁斎の底力」が、東京ステーションギャラリーにて、2021年2月7日(日)まで開催される。幕末から明治にかけて活躍した絵師・河鍋暁斎は、狩野派に親しみつつも、稀有な形態把握能力でもって独特の作...
洋画家・南薫造の回顧展、東京ステーションギャラリーで - “日本の印象派”油彩画などから迫る全貌期間:2021年2月20日(土)〜4月11日(日)
展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」東京&兵庫で開催 - 魔法にまつわる貴重な歴史的資料を展示期間:2021年12月18日(土)〜2022年3月27日(日)
東京ステーションギャラリーは、1988年に東京駅丸の内駅舎内に誕生した美術館。日本の鉄道の上りと下りの基点であり、「中央駅」として位置づけられている東京駅を単なる通過点ではなく、香り高い文化の場として提供したいという願いから、開館された。2、3階展示室にて展示を行い、2階には、鉄道デザイングッズなどを販売するミュージアムショップ「トレニアート(TRAINIART)」も構える。
吉岡徳仁「ガラスの茶室 - 光庵」日本を巡回、19年4月より国立新美術館で屋外展示開催中期間:2019年4月17日(水)〜2021年5月10日(月)吉岡徳仁「ガラスの茶室 - 光庵」が、日本を巡回。2019年4月17日(水)から2021年5月10日(月)までは、国立新美術館 正面入口前に展示される。 吉岡徳仁は、デザイン、建築、現代美...
「佐藤可士和展」国立新美術館で - ポスター・ロゴ・空間デザインなどからたどる約30年の軌跡期間:2021年2月3日(水)〜5月10日(月)
国立新美術館「DOMANI・明日展」“スペースが生まれる”のもと、新進作家+現在活躍する作家を紹介期間:2021年1月30日(土)〜3月7日(日)
「 国立新美術館」は、東京・六本木にある美術館。黒川紀章の設計による建物は、地下2階・地上6階からなり、延床面積は日本最大の規模を誇る。コレクションを収集する美術館ではなく、企画展や公募展を行う大型ギャラリーとして機能しており、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及を行っている。建築の美しさからファッションショーなどの会場としても使用される。
「Chim↑Pom展(仮題)」森美術館で、活動初期の代表作から新作まで全貌に迫る世界初の展覧会期間:2021年10月21日(木)〜2022年1月30日(日)
「アナザーエナジー展」森美術館で - 世界各地で活動を続ける70代以上の女性アーティスト16名を紹介期間:2021年4月22日(木)〜9月26日(日)
「森美術館」は、六本木ヒルズにある、現代美術中心の美術館。森タワーの最上層に位置する。「現代性」と「国際性」をコンセプトに、世界の先鋭的な美術や建築、デザインなどの展覧会を、独自の視点で企画している。なお、同館は53階に位置し、52階には森アーツセンターギャラリー、東京シティビューが開館している。
KAWS国内初の大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST」森アーツセンターギャラリーで開催期間:2021年7月16日(金)〜10月11日(月)
「僕のヒーローアカデミア展」東京・大阪で - ヒロアカ初の原画展、ジオラマなど立体作品や映像も期間:2021年4月23日(金)〜6月27日(日)
「森アーツセンターギャラリー」は、六本木ヒルズ森タワー52階展望台と同じフロアに位置するギャラリー。世界の名だたる美術館の貴重なコレクションの企画展から、漫画・アニメ作品、映画、ファッション、デザインまで幅広く展示している。なお、森美術館も同建物内に位置している。
「21_21 DESIGN SIGHT」は、東京ミッドタウン内にある美術館。三宅一生を創立者とし、佐藤卓が館長を務める当館は、「日常」をテーマとした展覧会を中心に、トークやワークショップといった多角的なプログラムを通じてデザインの楽しさを発信している。館内のショップではオリジナルグッズをはじめ、デザイン界を代表する様々なクリエイターによるアイテムを展開。ショップへの入場は無料で、ショップのみの利用も可能だ。
「サントリー美術館」は、東京ミッドタウンにある美術館。1961年、東京・丸の内に開館し、1975年には赤坂見附に移転、その後2007年に現在の六本木に移転し、2020年にはリニュアール・オープンを迎えている。開館当初より「生活の中の美」を基本テーマとした企画展示や作品収集を行い、国宝、重要文化財を含む約3,000件を所蔵。江戸切子・エミール・ガレなどのガラス工芸品は代表的な所蔵品のひとつだ。また、日本美術を中心とした企画展を開催している。
展覧会「20世紀のポスター[図像と文字の風景]」東京都庭園美術館で、“構成的ポスター”の発展を辿る期間:2021年1月30日(土)〜4月11日(日)
1983年に開館した「東京都庭園美術館」。本館は、朝香宮邸として1933年に建てられたアール・デコ様式の洋館で、過去には戦後首相公邸や迎賓館としても使用されていた。所蔵品の常設展示はないものの、内部の装飾や朝香宮家ゆかりの家具などとともに、貴重な文化財として一般に公開されているほか、年に数回の企画展が催される。また、日本庭園と西洋庭園、芝庭からなる庭園は、本館に入館せずとも利用可能。日本庭園の茶室は重要文化財に指定されている。
「香りの器 展」パナソニック汐留美術館で - ラリックほか、古今東西の香油瓶&香水瓶など約240点開催中期間:2021年1月9日(土)〜3月21日(日)展覧会「香りの器 高砂コレクション 展」が、東京のパナソニック汐留美術館にて、2021年1月9日(土)から3月21日(日)まで開催される。古代オリエントの香油壺にはじまり、近代ヨーロッパの生活を彩った陶...
「クールベと海 展」東京・広島で、クールベやモネが描く“海”の絵画など約60点期間:2021年4月10日(土)〜6月13日(日)
「パナソニック汐留美術館」は、東京・汐留のパナソニック 東京汐留ビル4階にある美術館。1990年代末より、当時の松下電工が社会貢献の一環として収集・所蔵してきた20世紀フランスを代表する画家ジョルジュ・ルオーの油彩・版画作品を紹介することを目的に、2003年4月にオープンした。初期から晩年までの油彩画や代表的な版画作品などを中心としたルオー・コレクションは現在約230点で、これらの作品を館内「ルオー・ギャラリー」で常設展示するほか、企画展も開催している。
企画展「きらきらでん(螺鈿)」根津美術館で - きらめく“貝と漆のコラボ”、その歴史と魅力をさぐる開催中期間:2021年1月9日(土)〜2月14日(日)企画展「きらきらでん(螺鈿)」が、東京の根津美術館にて、2021年1月9日(土)から2月14日(日)まで開催される。なお、入場は日時指定予約制となる。螺鈿とは、貝の輝く“真珠層”を文様の形に切り抜き、は...
企画展「狩野派と土佐派」根津美術館で - 探幽ら御用絵師の華麗な屏風・色鮮やかなやまと絵を展示期間:2021年2月25日(木)〜3月31日(水)
「根津美術館」は、東京・南青山にある美術館。主に日本・東洋の古美術品を展示している。所蔵品には、国宝や重要文化財を含む7400点を超え、その大部分は実業家であった初代根津嘉一郎の蒐集によるもの。2009年に新創された本館は日本を代表する隈研吾氏の設計によるもので、建物自体も見どころである。
東京都現代美術館「石岡瑛子」初の大規模回顧展、『ドラキュラ』映画衣装などから迫る“感情のデザイン”開催中期間:2020年11月14日(土)〜2021年2月14日(日)企画展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が、清澄白河の東京都現代美術館にて、2020年11月14日(土)から2021年2月14日(日)まで開催される。「血がデザインできるか、汗がデザインでき...
東京都現代美術館「MOTアニュアル2020 透明な力たち」展、自然・社会に働く“不可視の力”を再構築開催中期間:2020年11月14日(土)〜2021年2月14日(日)企画展「MOTアニュアル2020 透明な力たち」が、清澄白河の東京都現代美術館にて、2020年11月14日(土)から2021年2月14日(日)まで開催される。わたしたちの身の回りには、この世界を成り立た...
マーク・マンダース展が東京都現代美術館で - “架空の芸術家”の自画像=「建物」のインスタレーション期間:2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
東京都現代美術館は、現代美術の振興を図り芸術文化の基盤を充実させることを目的に、1995年に開館した美術館。約5,000点の収蔵作品を活かし、現代美術の流れを展望できる常設展示とともに、絵画、彫刻、ファッション、建築、デザインなど幅広く現代美術に関する展覧会を開催している。また、美術関係の図書約100,000冊を揃えた美術図書室を併設しており、美術に関する情報提供や教育普及を目的としたワークショップ、各種講座、講演会などの美術を広める活動も並行して行っている。
なお、2016年5月からの大規模改修を経て、2019年3月にリニューアルオープン。
風景画家・吉田博の展覧会が東京都美術館で - 水の流れ、光の移ろいを捉える木版画を一挙公開期間:2021年1月26日(火)〜3月28日(日)
「ゴッホ展」東京・福岡・名古屋で - “糸杉”ほかファン・ゴッホの絵画・素描約50点、その画業を辿る期間:2021年9月18日(土)〜12月12日(日)
東京都美術館の企画展「Walls&Bridges」人生の“壁”を芸術活動に昇華した5人に焦点期間:2021年7月22日(木)〜10月9日(土)
「東京都美術館」、通称“都美”は、東京・上野の上野公園内にある美術館。地下3階・地上2階からなり、地下1階下から地上2階部分では公募展や企画展を開催している。一方、地下2階から地下3階は団体への貸出を行うギャラリーになっている。館内にはアートラウンジや美術情報室のほか、ミュージアムショップやレストランも併設する。
東京・上野にある「国立西洋美術館」は、フランス政府より寄贈返還された松方コレクションを基礎に、西洋美術作品を広く紹介している美術館。美術館の本館は、建築家ル・コルビュジエによる設計で、2016年に「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕着な貢献―」の建造物のひとつとして世界遺産に登録されている。
なお、2020年10月より全館休館。2022年春の開館を予定している。
東京国立博物館「博物館に初もうで」“牛”にまつわる特集展示、国宝「松林図屛風」や着物も開催中期間:2021年1月2日(土)〜1月31日(日)東京国立博物館 本館では、正月企画「博物館に初もうで ウシにひかれてトーハクまいり」を、2021年1月31日(日)まで開催する。東京国立博物館の恒例企画である「博物館に初もうで」では、干支をテーマにした...
展覧会「日本のたてもの ─自然素材を活かす伝統の技と知恵」東京で - 古代〜現代の日本の建築をたどる開催中期間:2020年12月24日(木)〜2021年2月21日(日)展覧会「日本のたてもの ─自然素材を活かす伝統の技と知恵」が、東京国立博物館 表慶館・国立科学博物館 日本館・国立近現代建築資料館にて開催される。会期は、東京国立博物館では2020年12月24日(木)か...
特別展「聖徳太子と法隆寺」東京・奈良で - 仏像彫刻などの寺宝から探る、聖徳太子の肖像と太子信仰期間:2021年7月13日(火)〜9月5日(日)
「東京国立博物館」は、明治5年に当時の文部省博物局が湯島聖堂大成殿で最初の博覧会を開催した際に、日本最古の博物館として誕生。開館後間もなく内山下町に移転、明治15年には上野公園に移り、現在に至る。館内では、日本を中心とした東洋文化の美術品や考古物などの収蔵品の調査・研究、保存・修復を行い、11万件の重要な文化財を保存及び公開している。特別展はテーマを設定した大規模な企画展示で、年3~5回程度開催されている。