特別展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」が、兵庫県立美術館にて、2025年9月20日(土)から2026年1月4日(日)まで開催される。東京の国立新美術館でも開催された巡回展だ。
1920年代以降、ル・コルビュジエやルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエといった多くの建築家は、新たな技術を用いて、機能的で快適な住宅を探求した。こうして1920〜70年代にかけて建てられた住宅は、国際的に広がったモダニズム建築に呼応しつつ、時代や地域、気候風土、社会、そして住む人の個性とも密接に関わるものであった。
特別展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」は、1920〜70年代の住宅建築に焦点を合わせた展覧会。ル・コルビュジエの《ヴィラ・ル・ラク》、ミース・ファン・デル・ローエの《トゥーゲントハット邸》、菊竹清訓・菊竹紀枝の《スカイハウス》、フランク・ゲーリーの《フランク&ベルタ・ゲーリー邸》といった14邸の傑作を軸に、写真や図面、スケッチ、模型、家具、原寸大の展示などをとおして、モダン・ハウスの展開を紹介する。
モダン・ハウスの展開は、近代において浮かびあがってきた、住まいにまつわる課題を解決するものであった。身体を清潔に保つ衛生設備、光や風を取りこむガラス窓、あるいは住まいに取りこまれた豊かな風景は、20世紀の住宅建築のあり方を規定する要素となっていったのだ。本展では、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという7つの視点から、20世紀の住宅建築における革新的な試みをとらえてゆく。
特別展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」
会期:2025年9月20日(土)〜2026年1月4日(日)
会場:兵庫県立美術館 企画展示室
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日(10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)・24日(月・振)は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)・25日(火)、12月31日(水)、1月1日(木・祝)
■観覧料
・当日券=一般 1,800円(1,600円)、大学生 1,000円(800円)、高校生以下 無料、70歳以上 900円(800円)
・前売券=一般 1,600円、大学生 800円
※障害者手帳などの所持者は、一般 450円(400円)、大学生 250円(200円)。障害者手帳などの所持者1名につき、介助者1名無料
※( )内は20名以上の団体料金(1か月前までに要連絡)
※チケットは、ローソンチケットほかにて販売
※前売券は7月9日(水)から9月19日(金)まで販売
※コレクション展は別途観覧料が必要(本展とあわせて観覧する場合は割引あり)
【問い合わせ先】
兵庫県立美術館
TEL: 078-262-1011