展覧会「密やかな美 小村雪岱のすべて」が、大阪のあべのハルカス美術館にて、2025年12月27日(土)から2026年3月1日(日)まで開催される。
大正時代から昭和時代初期にかけて、日本画、泉鏡花をはじめとする書籍の装幀、挿絵や映画の美術考証、舞台装置など、幅広い分野で活躍した美術家、小村雪岱(こむら せったい)。その作品は、情趣あふれる端麗な画風を示しており、繊細な美人画で知られる江戸時代の浮世絵師・鈴木春信と比べて、「昭和の春信」と称された。
雪岱は、多彩な創作活動を展開するなか、泉鏡花をはじめとする文学者、松岡映丘といった日本画家、出版人や舞台人と交流を重ねた。展覧会「密やかな美 小村雪岱のすべて」では、こうした交流に着目しつつ、雪岱の画業を紹介。《青柳》や《おせん》といった代表作を網羅しつつ、雪岱の全貌に光を当ててゆく。
展覧会「密やかな美 小村雪岱のすべて」
会期:2025年12月27日(土)~2026年3月1日(日) 会期中に展示替えあり
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス 16F
開館時間:火~金曜日 10:00~20:00 / 月・土・日曜日、祝日 10:00~18:00
※入館はいずれも閉館30分前まで
※観覧料などについては追って告知
【問い合わせ先】
あべのハルカス美術館
TEL:06-4399-9050