1845年、ロドルフ・リンツがスイスのチューリッヒにて「リンツ(Lindt)」を創業。
リンツ(Lindt)はスイスのプレミアムチョコレートブランド。口の中でとろける食感が特徴で、カラフルなパッケージに包まれた「リンドール」などが看板メニュー。
リンツ創業当時、世界のチョコレートは、硬く、苦みのあるものであった。創業者であるロドルフ・リンツは、1879年に、チョコレートの製造技術に革命を起こす「コンチング」と呼ばれるプロセスを発明。温めて液状になったチョコレートを撹拌し続けることで、リンツ特有の滑らかでとろけるような食感を完成させる。
「コンチング」発明以降、リンツチョコレートを再現すべく、多くのメーカーが試行錯誤。しかし、その滑らかなチョコレートは再現できなかった。リンツは今日に至るまで、チョコレートのレシピを公表せず大事に守り続け、伝統的な品質を維持している。
リンツは、チョコレートに使用する素材にもこだわっている。チョコレートに必要不可欠なカカオは、世界有数の産地から厳選。上質なカカオ豆を最適なフレーバーに焙煎した後、非常に細かく挽くグラインド製法によってとろける味わいを実現している。また、カカオ以外の食材も、世界の有名産地から厳選した最高級のものを加工して使用。ローストしたナッツは、その独特の香ばしさを保つため、自家焙煎し、新鮮な状態でチョコレートに加えられている。
リンツは、ブランドを代表する「リンドール」といったチョコレートの他、アイスクリームやパフェ、チョコレートドリンクなども展開している。