熱海のMOA美術館は、日本美術作品を中心に所蔵し、これらを紹介する展覧会を開催している。また、直径約20m・高さ約10mのドーム型の円形ホールには、依田満・百合子夫妻による万華鏡をマッピングしており、海抜約250mに位置する相模灘を望む広場「ムア スクエア」には、イギリスの彫刻家ヘンリー・ムアの《王と王妃》を設置している。
ベルナール・ビュフェ美術館は、静岡県長泉町にある美術館。第二次世界大戦後フランスの代表的具象画家、ベルナール・ビュフェの世界最大規模のコレクションを誇り、ビュフェを中心に展覧会を開催している。
岐阜県美術館は、海外の美術ではオディロン・ルドンとその周辺作家、日本美術では明治洋画の重鎮・山本芳翠を筆頭に、熊谷守一や川合玉堂など岐阜県ゆかりの作家による作品を所蔵。なかでも、山本芳翠《裸婦》は2014年に重要文化財に指定されている。これらの収蔵品を紹介するコレクション展や、企画展を開催している。
飛驒高山美術館は、岐阜・高山の会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」内にある美術館。2020年5月末に閉館した旧飛驒高山美術館のコレクションを受け継ぎ、エミール・ガレやルネ・ラリックなど、アール・ヌーヴォーやアール・デコのガラス工芸品を中心とした作品を展示している。
セラミックパークMINO内にある岐阜県現代陶芸美術館では、「陶芸の現代」をテーマに、日本と世界各地で19世紀末以降の近現代に生みだされた陶芸作品を紹介。個人の表現として制作された陶芸作品のみならず、作家が手作りで少量生産する実用陶磁器や、モダンデザインの系譜に連なる産業陶磁器も収集しており、これらのコレクションに基づきつつ展示を行なっている。
三重県立美術館では、日本近代絵画を中心に紹介する常設展に加えて、独自性の高い企画展も開催。また、現代具象彫刻界を代表する作家・柳原義達の彫刻や素描などを常設展示する柳原義達記念館も開設されている。
パラミタミュージアムは、三重・菰野にある美術館。池田満寿夫の陶彫「般若心経」シリーズをはじめとする多彩なコレクションを紹介するほか、多彩な企画展を開催している。