MOA美術館(エムオーエービジュツカン/MOA MUSEUM OF ART)は、静岡県熱海市にある美術館。

1956年に熱海美術館として開館し、2017年にリニューアルオープン。展示スペースの設計は、現代美術作家・杉本博司と建築家・榊田倫之が主宰する「新素材研究所」が手掛けた。日本の伝統的な素材を使用しつつ、展示作品を最大限に活かす空間となっている。

コレクションは日本美術作品を中心としており、国宝3点、重要文化財67点、重要美術品46点を含む約3,500点を所蔵。また、直径約20m・高さ約10mのドーム型の円形ホールには、依田満・百合子夫妻による万華鏡をマッピングしているとともに、メインエントランスへと海抜約250mに位置する相模灘を望む広場「ムア スクエア」には、イギリスの彫刻家ヘンリー・ムアの《王と王妃》が設置されている。

敷地内には、茶室や復元された光琳屋敷などが建つ日本庭園もある。