企画展「古墳時代から織部、そして現代へ —土岐市美濃陶磁歴史館の名品と土岐市の寺社の文化財—」が、岐阜県美術館にて、2025年8月23日(土)から11月3日(月・祝)まで開催される。
岐阜で製作されてきた陶磁器、美濃焼。その本場にある土岐市美濃陶磁歴史館は、古代から現代にいたる陶磁資料を数多く所蔵し、美濃焼の歴史を紹介してきた。企画展「古墳時代から織部、そして現代へ —土岐市美濃陶磁歴史館の名品と土岐市の寺社の文化財—」では、同館が誇る名品を中心に約70件をとおして、土岐の地で育まれてきた造形を紹介する。
本展では、《鳴海織部向付》や《志野大鉢》、《美濃唐津花入》など、土岐市美濃陶磁歴史館が所蔵するやきものを紹介。なかでも、同館の近くに位置する古窯跡群「元屋敷陶器窯跡(もとやしきとうきかまあと)」の出土品からは、15件の陶磁器を公開する。
会場に会するのは、約1,400年にわたって土岐で育まれた作品の数々。古墳時代に作られた《須恵器 坏》や《須恵器 高坏》から、人間国宝に認定された塚本快示(つかもと かいじ)をはじめ、土岐ゆかりの工芸作家による名品まで、幅広い作品を目にすることができる。
また、土岐の寺社に伝わる仏像や書画なども。鎌倉時代の《釈迦如来立像》など、貴重な文化財をあわせて紹介する。
企画展「古墳時代から織部、そして現代へ —土岐市美濃陶磁歴史館の名品と土岐市の寺社の文化財—」
会期:2025年8月23日(土)〜11月3日(月・祝) 会期中に展示替えあり
会場:岐阜県美術館 展示室1・2
住所:岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
開館時間:10:00〜18:00
※9月19日(金)は20:00閉館
※展示室への入場はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(祝・休日の場合は翌平日に休館。10月20日(月)は開館)、10月14日(火)~17日(金)、10月22日(水)~23日(木)
観覧料:一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証または登録者証の所持者および付添者(1名まで)は無料(ミライロID可)
【問い合わせ先】
岐阜県美術館(代表)
TEL:058-271-1313