展覧会「歌川広景 お笑い江戸名所」が、東京・原宿の太田記念美術館にて、2025年11月14日(金)から12月14日(日)まで開催される。
歌川広景(うたがわ ひろかげ)は、「SNSでなぜかバズる」絵師とのこと。歌川広重の門人ではあるものの、浮世絵の専門家ですらほとんど知らない。とはいえ、雪道で豪快に転ぶ江戸っ子や、文字どおり達磨の形をした雪だるまなど、ユーモアに富んだ広景の作品は、太田記念美術館のSNSで大きな反響を呼んでいるらしい。
広景の代表作が、全50点からなる「江戸名所道戯尽」だ。幕末の江戸を舞台に、「お笑い江戸名所」とも言える同シリーズには、野良犬に魚を盗まれたり、蕎麦を頭からかぶったり、たぬきや狐に化かされたりと、江戸っ子の日常に起きたハプニングが、ユーモアたっぷりに描かれている。
展覧会「歌川広景 お笑い江戸名所」では、広景の「江戸名所道戯尽」全50点を、2017年以来8年ぶりに一挙公開。《江戸名所道戯尽 十四 芝赤羽はしの雪中》や《江戸名所道戯尽 廿二 御蔵前の雪》など、広景ならではのユーモラスな浮世絵を紹介するほか、広重のもうひとりの弟子・二代歌川広重による、《名所江戸百景 赤坂桐畑雨中夕けい》や《東都三十六景 高輪海岸》など20点も展示する。
展覧会「歌川広景 お笑い江戸名所」
会期:2025年11月14日(金)~12月14日(日)
会場:太田記念美術館
住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10
開館時間:10:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日(11月24日(月・振)は開館)、11月25日(火)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 700円、中学生以下 無料
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:050-5541-8600