展覧会「慶應義塾ミュージアム・コモンズ×飯沼観音圓福寺 嵯峨本の誘惑:豪華活字本にみた夢」が、東京の慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて2025年9月30日(火)から11月28日(金)まで開催される。
日本の出版史上、もっとも美しい書物とされる活字版本「嵯峨本」。江戸時代、京都・嵯峨の豪商である角倉素庵(すみのくら そあん)によって刊行されたとされる嵯峨本は、色鮮やかな料紙にきらめく地文様、端麗な活字に斬新な挿絵を施すなど、古典文学の世界をきらびやかに描きだしている。
「慶應義塾ミュージアム・コモンズ×飯沼観音圓福寺 嵯峨本の誘惑:豪華活字本にみた夢」展は、嵯峨本に光を当てる展覧会。千葉・銚子の飯沼観音圓福寺が誇る、世界有数のコレクションを中心に、慶應義塾が所蔵する貴重な蔵書を加えて、嵯峨本の世界を紹介する。
会場では、膨大な手間と高度な技術を惜しむことなく注いだ、嵯峨本の数々を展示。『伊勢物語』、『徒然草』、『方丈記』といった典籍に加えて、狩野友仁正成筆《飯沼山観世音縁起絵巻》などを目にすることができる。
展覧会「慶應義塾ミュージアム・コモンズ×飯沼観音圓福寺 嵯峨本の誘惑:豪華活字本にみた夢」
会期:2025年9月30日(火)〜11月28日(金)
会場:慶應義塾ミュージアム・コモンズ
住所:東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス 東別館
開館時間:11:00〜18:00
休館日:土曜日(10月4日(土)、11月15日(土)は開館)、日曜日、祝日、10月6日(月)、11月17日(月)
入場料:無料
【問い合わせ先】
慶應義塾ミュージアム・コモンズ
TEL:03-5427-2021