特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」が、東京の山種美術館にて、2025年8月9日(土)から9月28日(日)まで開催される。
特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」は、喜多川歌麿や東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、伊藤若冲など、江戸時代の絵画約100点を一堂に紹介する展覧会だ。
山種美術館は、保存状態の良い浮世絵を数多く所蔵している。そのなかには、錦絵を創始した鈴木春信、美人画で知られる鳥居清長、版元・蔦屋重三郎が見出した喜多川歌麿や東洲斎写楽、そして風景画で名高い葛飾北斎や歌川広重ら、六大絵師の代表作も含まれている。
本展では、同館が誇る浮世絵コレクションを、前・後期にわけて全点公開。「赤富士」とも呼ばれる北斎 の《冨嶽三十六景 凱風快晴》、広重の《名所江戸百景 大はしあたけの夕立》、歌麿の《青楼七小町 鶴屋内 篠原》、写楽の《二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉》など、代表作の数々を目にすることができる。
また、江戸絵画の優品も。和漢が混合した独自の画風を打ち立てた岩佐又兵衛による重要文化財《官女観菊図》や、琳派の祖・俵屋宗達によるものと伝わる《槙楓図》のほか、伊藤若冲、池大雅、椿椿山などの作品を公開する。
さらに、「特集展示:太田記念美術館の楽しい浮世絵」も。浮世絵専門の美術館として知られる東京・原宿の太田記念美術館の所蔵作品のなかから、歌川国芳《ほふづきづくし 八そふとび》や落合芳幾《見たて似たかきん魚》など、遊び心あふれる戯画を紹介する。
特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで 特集展示:太田記念美術館の楽しい浮世絵」
会期:2025年8月9日(土)~9月28日(日) 浮世絵は前・後期で展示替え
[前期 8月9日(土)〜31日(日) / 後期 9月2日(火)〜28日(日)]
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)は開館)、9月16日(火)
入館料:一般 1,400円(1,200円)、高校・大学生(夏の学割) 500円、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)
※障がい者手帳、被爆者健康手帳の提示者および介助者(1名)は、一般 1,200円(1,000円)
※( )内は前売料金
※きもの特典:きものでの来館者は、一般 200円引き、高校・大学生 100円引き
※リピーター割引:本展の使用済み入場券(オンラインチケット画面含む)の提示により、会期中の入館料が一般 200円引き
※複数の割引・特典の併用不可
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