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展覧会「さまよえる絵筆」板橋区立美術館で - 戦時下の前衛画家を紹介、東京・京都で育まれた系譜

展覧会「さまよえる絵筆─東京・京都 戦時下の前衛画家たち」が、東京の板橋区立美術館にて、2021年3月27日(土)から5月23日(日)まで開催される。なお、当初は2021年2月26日(金)から4月18日(日)までの会期を予定していたが、変更となった。

新たな表現を模索する“戦時下の前衛美術”

福沢一郎《女》1937年 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館蔵
福沢一郎《女》1937年 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館蔵

1930年代後半の日本では、前衛画壇が最盛期を迎える一方で、戦争に伴い表現の自由が奪われつつあった。また、美術界では日独伊防共協定の締結や太平洋戦争の開戦などを契機として、イタリアのルネサンス絵画、日本の埴輪や仏像、庭園など、前衛とは対極にあるものの紹介が活発化した。

難波田龍起《埴輪》板橋区立美術館蔵
難波田龍起《埴輪》板橋区立美術館蔵

こういった背景のもとで前衛画家は、西洋の伝統絵画を思わせる技法に基づいた人物画や静物画、そして日本の埴輪や仏像、京都の龍安寺の石庭を描いた作品などを発表していた。そうした画家には、東京に暮らす福沢一郎や靉光らかつてシュルレアリスム絵画を試みた「美術文化協会」のメンバーに加え、同会に京都から参加した北脇昇や小牧源太郎、抽象画家たちが参加した「自由美術家協会」の長谷川三郎や難波田龍起、そして太平洋戦争中に結成された「新人画会」の松本竣介などを挙げることができる。

こうした状況から、戦時下の日本では前衛絵画は弾圧されていたと捉えられることもあった。しかし実際、前衛画家は西洋や東洋、日本の伝統的な技法や題材に立ち戻ることで、自らの立ち位置を確認し、時代の感覚を伝える新たな表現を模索していたのだ。

東京・京都で育まれた前衛美術の流れを紹介

北脇昇《非相称の相称構造(窓)》1939年 東京国立近代美術館蔵
北脇昇《非相称の相称構造(窓)》1939年 東京国立近代美術館蔵

展覧会「さまよえる絵筆─東京・京都 戦時下の前衛画家たち」では、戦時下の前衛画家による作品を、当時の資料とともに紹介。福沢一郎《女》や靉光《静物(雉)》、北脇昇《非相称の相称構造(窓)》、難波田龍起《埴輪》など、画家がそれぞれに現実をまなざして描いた作品から、東京・京都ふたつの都市で育まれた前衛絵画のひとつの流れを紹介する。

展覧会概要

展覧会「さまよえる絵筆─東京・京都 戦時下の前衛画家たち」
会期:2021年3月27日(土)〜5月23日(日)
※当初の会期2021年2月26日(金)〜4月18日(日)から変更
会場:板橋区立美術館
住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
TEL:03-3979-3251
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月3日(月・祝)は開館)、5月6日(木)
観覧料:一般 650円、高校・大学生 450円、小・中学生 200円
※土曜日は小中高校生無料
※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
※会期は変更となる場合あり

Photos(3枚)

展覧会「さまよえる絵筆」板橋区立美術館で - 戦時下の前衛画家を紹介、東京・京都で育まれた系譜 画像1 展覧会「さまよえる絵筆」板橋区立美術館で - 戦時下の前衛画家を紹介、東京・京都で育まれた系譜 画像2 展覧会「さまよえる絵筆」板橋区立美術館で - 戦時下の前衛画家を紹介、東京・京都で育まれた系譜 画像3

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