展覧会「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」が、2025年7月18日(金)から9月7日(日)まで、広島県立美術館にて開催される。
イラストレーター・アートディレクターとして50年以上のキャリアを持つ藤枝、リュウジ。NHK教育テレビ(現・Eテレ)のパペット番組「ハッチポッチステーション」に始まり、その後「クインテット」、「フックブックロー」、「コレナンデ商会」と続いた人気シリーズのアートディレクションを、四半世紀にわたって手がけたことで知られている。ポップで温かみのある藤枝のデザインは、幅広い世代の視聴者に親しまれた。
展覧会「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」は、藤枝リュウジにとって初の大規模展覧会。絵本や装幀、個展作品などのイラストレーション作品と、パペット番組や広告、パッケージなどのアートディレクション作品から、500点以上を展示する。
藤枝は、1996年から2022年までNHK Eテレ(教育テレビ)で放送されたパペット番組シリーズのキャラクターデザインをはじめ、セットやロゴといったビジュアルイメージを担当した。本展では、番組にまつわるさまざまなアートワークを展示。コミカルなコントに歌や手品などのショーを組み合わせたパペットバラエティ番組「ハッチポッチステーション」、J-POPから童謡、クラシックまで、幅広い音楽の魅力を伝えた「クインテット」などの番組セットに登場したポスター、絵本やカレンダーなどに藤枝が描き下ろした原画作品を展示する。
また、会場では、本屋を舞台に、幅広いジャンルの音楽やユニークな雑学などを福袋のように詰め込んだ「フックブックロー」、“これ、なんでしょうかい?”と聞きたくなるような面白いモノや、ちょっと変わったモノをテーマに、愉快なトークと楽しい歌を届けた「コレナンデ商会」の番組に登場した小道具や、アニメーション原画などを展示。加えて、「コレナンデ商会」のキャラクター誕生に至る、アイデアスケッチも公開する。
本展では、藤枝が手がけた4番組から、18体のパペットや招き猫の現物も展示。4番組のキャラクターが一堂に会するほか、会場内では、各番組のオープニングテーマの映像展示も行う。
さらに、本展のために描き下ろした新作イラストレーションも登場。「ハッチポッチステーション」をはじめ、「クインテット」、「フックブックロー」、「コレナンデ商会」、それぞれの新たな描き下ろし作品を展示する予定だ。
また、藤枝が手がけた広告やパッケージなどのアートディレクション作品、本の装幀、絵本なども多数展示。上から読んでも下から読んでも同じ言葉となる「回文」をテーマにしたロングセラー絵本『ぞうからかうぞ』では、石津ちひろによるコミカルな文章を、藤枝のイラストレーションとともに楽しめる。
【詳細】
展覧会「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」
開催期間:2025年7月18日(金)〜9月7日(日)
※会期中無休。
時間:9:00〜17:00(金曜日のみ20:00まで開館)
※入場は閉館の30分前まで。
※7月18日(金)は10:00開館。
会場:広島県立美術館
住所:広島県広島市中区上幟町2-22
入場料:一般 1,500円、高・大学生 1,000円、小・中学生 700円
※前売り券、または20名以上の団体は、当日料金より200円引き。
※学生券は購入・入場時に要学生証提示。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳の所持者および介助者(1名まで)は当日料金の半額(要手帳提示)。
※前売券は、広島県立美術館、セブンチケット(セブンコード:110-488)、ローソンチケット(Lコード:61591)、チケットぴあ(Pコード:995-428)、広島市・呉市内の主なプレイガイド、画廊・画材店、ゆめタウン広島、中国新聞社読者広報部などで販売。
【問い合わせ先】
広島県立美術館
TEL:082-221-6246