京都の龍谷ミュージアムでは、特集展示「TANGO!海の京都・山の京都の仏教美術」を、2025年7月12日(土)から8月17日(日)まで開催する。
日本海に面し、日本三景のひとつである天橋立で知られる、京都の丹後(たんご)。古代から海外との交流が盛んであった丹後の地には、大規模な古墳が数多く建造されていたことから、王国が存在していたと言われている。また、宗教文化も古くより栄え、中世には独特の石造狛犬が多く造られた。
天橋立を望む高台に位置するのが、丹後の歴史、考古、民俗にまつわる資料を収蔵する京都府立丹後郷土資料館だ。京都の龍谷ミュージアムでは、資料館の改修工事に伴い、同館の所蔵品や寄託品のなかから、約80件を保管している。特集展示「TANGO!海の京都・山の京都の仏教美術」では、これらの品々のなかから、約40件の仏教美術品を公開する。
本展では、丹後西部を中心に、仏教絵画、仏像や狛犬などを紹介。《仏涅槃図》や《普賢菩薩像》といった絵画、鎌倉時代の《木造 阿弥陀如来立像》や平安時代後期の《木造 毘沙門天立像》などの仏像に加えて、「丹後式」とも呼ばれる狛犬などを目にすることができる。
特集展示「TANGO!海の京都・山の京都の仏教美術」
会期:2025年7月12日(土)〜8月17日(日)
会場:龍谷大学 龍谷ミュージアム
住所:京都府京都市下京区堀川通正面下る 西本願寺前
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)
入館料:一般 700円(600円)、65歳以上 600円(500円)、大学生 500円(400円)、高校生 400円(300円)、中学生以下 無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※前売券は、6月23日(月)から7月11日(金)まで、龍谷ミュージアムのホームページにて販売
※障がい者手帳などの提示者および介護者1名は無料
※龍谷ミュージアムのホームページより入館予約可
【問い合わせ先】
龍谷ミュージアム
TEL:075-351-2500