東京のアーティゾン美術館で開催される展覧会「パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂」では、バレエやオペラの殿堂として知られるパリ・オペラ座の歴史たどるとともに、諸芸術との多彩な関係性に着目。芸術的・文化的・社会的な視点からパリ・オペラ座を紹介し、その歴史的な意味、そしてさまざまな芸術分野との繋がりを明らかにする。
「パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂」
会期:2022年11月5日(土)〜2023年2月5日(日)
会場:アーティゾン美術館 (東京都中央区京橋1-7-2)
東京・丸の内のインターメディアテク(INTERMEDIATHEQUE)では、エズミ(EZUMi)のデザイナー江角泰俊と建築家の隈研吾による特別展示「被覆のアナロジー ─組む衣服/編む建築」を開催。衣服と建築がともに持つ「包む」という性質の共通性に着目し、新しいデザイン手法を提示することを試みる。
「被覆のアナロジー ─組む衣服/編む建築」
会期:2022年11月5日(土)〜2023年4月2日(日)
会場:JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」2階 (東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内 2・3階)
東京のワタリウム美術館で開催される展覧会「加藤泉─寄生するプラモデル」では、加藤泉によるプラモデルを使った作品と、これらに連なる作品を紹介。ヴィンテージプラモデルをコラージュした木彫作品、プラモデルの箱から展開させた平面作品、組立説明書をコラージュした平面作品、そして石を使った作品など、近年における加藤の制作活動に光をあてる。
「加藤泉─寄生するプラモデル」
会期:2022年11月6日(日)〜2023年3月12日(日)
会場:ワタリウム美術館 (東京都渋谷区神宮前3-7-6)
東京都現代美術館で開催される「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台」展は、オランダの現代美術を代表するアーティストのひとりとして映像作品や映像インスタレーションを手掛けてきたウェンデリン・ファン・オルデンボルフの日本初個展。社会における支配的な言説やイメージからいかに逃れるのかという考えのもと、代表作や新作の映像作品6点を、フレームを定めることのない舞台セットのようなインスタレーションとして展開する。
「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台」
会期:2022年11月12日(土)〜2023年2月19日(日)
会場:東京都現代美術館 (東京都江東区三好4-1-1(木場公園内))
東京の渋谷区立松濤美術館で開催される展覧会「ビーズ ─つなぐ かざる みせる 国立民族学博物館コレクション」では、幅広い時代と地域で多様な素材によって作られたきた、人類最古の装飾品のひとつであるビーズに着目。人類の歴史と文化が凝縮された古今東西のビーズの数々から、世界の環境、文化、そして歴史の違いと多様性に光をあてる。
「ビーズ ─つなぐ かざる みせる 国立民族学博物館コレクション」
会期:2022年11月15日(火)~2023年1月15日(日)
会場:渋谷区立松濤美術館 (東京都渋谷区松濤2-14-14)
東京の練馬区立美術館では、展覧会「平子雄一×練馬区立美術館コレクション inheritance, metamorphosis, rebirth[遺産、変形、再生]」を開催。練馬区在住のアーティスト・平子雄一が練馬区立美術館のコレクションから10点の絵画を選び、分析、解釈し、それらの作品からさまざまな要素を取り込んで新作絵画を制作。これらの新作絵画を、選んだコレクション作品とともに展示する。
「平子雄一×練馬区立美術館コレクション inheritance, metamorphosis, rebirth[遺産、変形、再生]」
会期:2022年11月18日(金)〜2023年2月12日(日)
会場:練馬区立美術館 (東京都練馬区貫井1-36-16)
東京都美術館では、上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語─めぐり逢ひける えには深しな─」を開催。美術工芸や芸能などにも影響を与えてきた紫式部の『源氏物語』に着目し、書、ガラス工芸、染色、そして絵画など、多彩なジャンルの作家7人の作品を紹介する。
上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語─めぐり逢ひける えには深しな─」
会期:2022年11月19日(土)〜2023年1月6日(金)
会場:東京都美術館 (東京都台東区上野公園8-36)
紫式部の『源氏物語』は、江戸期には印刷技術の普及などを背景に、貴族や武士ばかりでなく大衆にも浸透し、関連する書物も数多く出版されるようになった。東京都美術館で開催されるコレクション展 「源氏物語と江戸文化」では、東京都江戸東京博物館の所蔵作品を通して、江戸時代に新たに花開く『源氏物語』の文化に光をあてる。
「源氏物語と江戸文化」
会期:2022年11月19日(土)〜2023年1月6日(金)
会場:東京都美術館 (東京都台東区上野公園8-36)
上野の森美術館で開催される展覧会「日中国交正常化50周年記念 兵馬俑と古代中国 ~秦漢文明の遺産~」では、秦漢両王朝の中心地域であった陝西省の出土品を中心に、日本初公開となる貴重な文物を多数紹介。兵馬俑36体をはじめ、古代の青銅器の名品、そして漢の武帝が作らせたと伝わる秘宝「鎏金青銅馬」など、約200点の文物が一堂に会する。
「日中国交正常化50周年記念 兵馬俑と古代中国 ~秦漢文明の遺産~」
会期:2022年11月22日(火)〜2023年2月5日(日)
会場:上野の森美術館 (東京都台東区上野公園1-2)
東京の世田谷美術館で開催される展覧会「祈り・藤原新也」は、写真家や文筆家として活躍する藤原新也の公立美術館初となる大規模個展。「祈り」というキーワードのもと、初期作から最新作までの写真作品や文章を一堂に集めて展示する本展では、明確な章立てによる構成ではなく、およそ15のテーマを設け、それらの連なりからひとつの壮大なストーリーを展開してゆく。
「祈り・藤原新也」
会期:2022年11月26日(土)〜2023年1月29日(日)
会場:世田谷美術館 (東京都世田谷区砧公園1-2)
東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでは、マリークヮント(Mary Quant)の創設者を紹介する展覧会「マリー・クワント展」を開催。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)から来日する約100点の衣服を中心に、アクセサリーや小物、写真、雑誌などの関連資料を一挙に展示する。
「マリー・クワント展」
会期:2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム (東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
東京・日本橋の三井記念美術館で開催される展覧会「国宝 雪松図と吉祥づくし」では、同館のコレクションを代表する円山応挙筆《雪松図屏風》(国宝)を、縁起のよい主題の館蔵品とともに紹介。長寿や子孫繁栄、富貴など、吉祥主題を取り入れた書画工芸を展示する。
「国宝 雪松図と吉祥づくし」
会期:2022年12月1日(木)〜2023年1月28日(土)
会場:三井記念美術館 (東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館 7階)
東京の文化学園服飾博物館で開催される展覧会「紅白 夢の競演!─さまざまな国の“赤”と“白”─」では、「赤」と「白」に着目し、約40か国の衣装を紹介。儀礼やステータス・シンボル、コミュニティでの役割、祈りといったテーマのもと、衣服における赤と白の意味の共通性や違いを探ってゆく。
「紅白 夢の競演!─さまざまな国の“赤”と“白”─」
会期:2022年12月9日(金)~2023年2月14日(火)
会場:文化学園服飾博物館 (東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 1階)
東京の山種美術館で開催される特別展「日本の風景を描く ─歌川広重から田渕俊夫まで─」は、江戸時代から現代まで、多様に展開した日本の風景画表現をたどる展覧会。日本の風景や自然を題材にした作品を取りあげ、歌川広重や川合玉堂、田渕俊夫、石田武など画家による優品を展示する。
「日本の風景を描く ─歌川広重から田渕俊夫まで─」
会期:2022年12月10日(土)〜2023年2月26日(日)
会場:山種美術館 (東京都渋谷区広尾3-12-36)
東京の国立近現代建築資料館で開催される展覧会「原広司 建築に何が可能か─有孔体と浮遊の思想の55年─」では、JR京都駅や新梅田シティ・スカイビルなどを手がけてきた建築家・原広司を紹介。原の建築作品の根底にある「有孔体」と「浮遊」という2つのテーマが、建築から都市に至るまでいかに展開されていったのかをたどってゆく。
令和4年度展覧会「原広司 建築に何が可能か─有孔体と浮遊の思想の55年─」
会期:2022年12月13日(火)〜2023年3月5日(日)
開場:国立近現代建築資料館 (東京都文京区湯島4-6-15 湯島地方合同庁舎内)
東京の根津美術館で開催される企画展「遊びの美」は、文化としての「遊び」の諸相を、日本美術作品を通して紹介する展覧会。日本の歴史において「遊び」とは、単なる娯楽や遊楽ではなく、必要な修養を高めることであり、技芸を磨くことでもあった。会場では、歌合や蹴鞠、狩猟などの遊びに着目しつつ、屏風、絵画や古筆などを展示する。
「遊びの美」
会期:2022年12月17日(土)〜2023年2月5日(日)
会場:根津美術館 (東京都港区南青山6‐5‐1)
東京のすみだ北斎美術館で開催される企画展「北斎かける百人一首」では、『百人一首』の歌を絵にして解説することを趣旨として、葛飾北斎が手がけた大判錦絵シリーズ「百人一首乳母かゑとき(ひゃくにんいっしゅうばがえとき)」を紹介。また、北斎や門人の浮世絵作品から、江戸時代における『百人一首』事情にも光をあてる。
「北斎かける百人一首」
会期:2022年12月15日(木)〜2023年2月26日(日)
会場:すみだ北斎美術館 (東京都墨田区亀沢2-7-2)