特別展「藤田嗣治 絵画と写真」が、愛知の名古屋市美術館にて、2025年9月27日(土)から12月7日(日)まで開催される。東京ステーションギャラリーでも開催される巡回展だ。

藤田嗣治、絵画と写真の交錯

「乳白色の肌」の裸婦画で注目を集め、エコール・ド・パリを代表する画家として活躍した、藤田嗣治。特別展「藤田嗣治 絵画と写真」は、絵画と写真の交錯に着目しつつ、藤田の創作の軌跡をたどる展覧会だ。

藤田は、実は写真と関わりが深い。若いころからカメラを所有しており、生涯にわたって数千点の写真を残すばかりでなく、おかっぱ頭に丸眼鏡、ちょび髭というセルフポートレイトは、藤田のイメージを広げるのに一役買うことになった。

本展では、日本初公開を数多く含む写真とともに、藤田の足跡を紹介。藤田はしばしば、自ら撮った写真から、人々の相貌や衣服、動物、建物などを選びだし、自在に組みあわせて絵画化したという。会場では、藤田の絵画の代表作を、その素材となった写真とともに展示する。

展覧会概要

特別展「藤田嗣治 絵画と写真」
会期：2025年9月27日(土)～12月7日(日)
会場：名古屋市美術館
住所：愛知県名古屋市中区栄2-17-25(芸術と科学の杜・白川公園内)
開館時間：9:30〜17:00(金曜日は20:00閉館)
※入場はいずれも閉館30分前まで
休館日：月曜日(10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)・24日(月・振)は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)
観覧料：一般 1,800円、高校・大学生 1,000円、中学生以下 無料
※( )内は、前売および20名以上の団体料金
※チケットは、8月2日(土)より、アソビューほかにて販売
※障害者、難病患者は、手帳(ミライロID可)ないし受給者証の提示により、本人および付添者2名まで、当日料金の半額で観覧可
※会期中、本展の観覧券で常設展も観覧可

【問い合わせ先】
名古屋市美術館
TEL：052-212-0001