企画展「版画ってアートなの?」が、東京の町田市立国際版画美術館にて、2025年7月5日(土)から9月21日(日)まで開催される。
版画は、同じ絵を何枚も作りだす複製技術として生まれ、今では美術作品として親しまれている。パブロ・ピカソやジョアン・ミロといった名だたる画家をはじめ、多くの作家が版画ならではの表現を活かした作品を手がけるばかりでなく、現在では、さまざまな素材や技法を使い、版画の枠組みにとらわれない作品も発表されている。
企画展「版画ってアートなの?」では、町田市立国際版画美術館のコレクションを中心に、さまざまな版画作品を紹介。平面作品や書籍ばかりでなく、版画のイメージを覆すような工業製品、立体・大型作品などをとおして、版画の魅力を紹介する。
本展では、巨匠による版画から現代作家による作品まで、多様な版画作品を公開。アルブレヒト・デューラーの『黙示録』やピーテル・ブリューゲル(父)《マグダラのマリアのいる風景》、全長約9mものジョアン・ミロ《マキモノ》などに加えて、草間彌生がデザインした携帯電話《私の犬のリンリン》なども目にすることができる。
企画展「版画ってアートなの?」
会期:2025年7月5日(土)〜9月21日(日)
会場:町田市立国際版画美術館 企画展示室1・2
住所:東京都町田市原町田4-28-1
開館時間:平日 10:00~17:00 / 土・日曜日、祝日 10:00~17:30
※入場はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)
観覧料:一般 800円(600円)、高校・大学生 400円(300円)、中学生以下 無料
※( )は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)、精神障がい者福祉手帳の所持者および付添者1名は半額
※展覧会初日の7月5日(土)は入場無料
※会期中の第4水曜日「シルバーデー」(7月23日、8月27日)は65歳以上の入場無料
■出品作家
アルブレヒト・デューラー、ピーテル・ブリューゲル(父)、レンブラント・ファン・レイン、フランシスコ・ゴヤ、パブロ・ピカソ、ジョアン・ミロ、ヴィクトル・ヴァザルリ、ロイ・リキテンスタイン、ロバート・ラウシェンバーグ、イヴ・クライン、ジョナサン・ボロフスキー、草間彌生、島州一、横尾忠則、森村泰昌、福田美蘭、小野耕石、長田奈緒 ほか
【問い合わせ先】
町田市役所代表
TEL:042-722-3111