展覧会「蔦重の眼 歌麿・写楽と浮世絵黄金時代」が、静岡・熱海のMOA美術館にて、2025年年7月25日(金)から9月9日(火)まで開催される。
江戸時代に町人の文化が花開くなか、大きく発展した浮世絵。その黄金時代である江戸時代中期に活躍したのが、版元の蔦屋重三郎だ。蔦重こと重三郎は、時代のニーズを見出すことに長け、喜多川歌麿や東洲斎写楽といった才能ある絵師を見出している。
展覧会「蔦重の眼 歌麿・写楽と浮世絵黄金時代」では、蔦重の活躍に着目しつつ、浮世絵作品を紹介。写楽作品の最高傑作とされる《市川鰕蔵の竹村定之進》や、世界で1枚しか存在しない北尾政演の《當 世踊子揃 石橋》など、蔦重のもとで手がけられた貴重な浮世絵を一挙公開する。
会場には、浮世絵の黄金期に活躍した絵師による、錦絵や肉筆美人画が一堂に。歌麿の作品では、「恋」をテーマに、年齢や境遇の異なる女性を描いた「歌撰戀之部」の《物思恋》、背景を雲母摺で仕上げた《婦女人相十品 文読美人》などを展示するとともに、写楽の作品では、代表作である《市川鰕蔵の竹村定之進》、《四世松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛》などを紹介する。
展覧会「蔦重の眼 歌麿・写楽と浮世絵黄金時代」
会期:2025年年7月25日(金)〜9月9日(火)
会場:MOA美術館
住所:静岡県熱海市桃山町26-2
開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:木曜日(8月14日(木)は開館)
観覧料:一般 2,000円(1,800円)、高校・大学生 1,400円(1.200円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者および付添者(2名)は半額
※前売券は、コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)でも購入可
※作品の展示期間は変更となる場合あり
【問い合わせ先】
MOA美術館
TEL:0557-84-2511