展覧会「月岡芳年 月百姿」が、東京の太田記念美術館にて、2024年4月3日(水)から5月26日(日)まで開催される。
幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(つきおか よしとし)。初期には、大胆な構図と鮮やかな色彩で武者絵を手がけたものの、晩年にかけては、むしろ静謐な雰囲気を湛えた作品を残している。
展覧会「月岡芳年 月百姿」では、芳年晩年の代表作「月百姿」を紹介。同作は、月にちなんだ物語を題材とするシリーズであり、そこには平安時代や戦国時代の武将、絶世の美女ばかりでなく、幽霊や妖怪といった不可思議な存在も登場している。
本展では、「月百姿」全100点を、前期・後期にわけて公開。音曲、和歌、謡曲、あるいは人々の暮らしなど作品の題材ごとに、その世界を紹介してゆく。また、芳年の弟子が手がけた、「花」や「雪」を題材とする作品にも光をあて、水野年方の《三十六佳撰 湯あかり 寛政頃婦人》や新井芳宗の《撰雪六六談 忠信なる哉》などを展示する。
展覧会「月岡芳年 月百姿」
会期:2024年4月3日(水)〜5月26日(日) 前後期で全点展示替え
[前期 4月3日(水)〜29日(月・祝) / 後期 5月3日(金・祝)〜26日(日)]
会場:太田記念美術館
住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10
開館時間:10:30〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、4月30日(火)〜5月2日(木)、5月7日(火)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 700円、中学生以下 無料
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)