1993年頃、五十嵐三恵(Mie Igarashi)が「manuteria*(マヌテリア)」という1点ものラインをスガサタート。その後1995年頃に、松谷正晃(Masaaki Matsuya)と共に「GASA*(ガサ)」をスタート、2000年より社名を「GASA*inc」にした。
2002年に東京・白金台へ直営店をオープン。2003年にデイリーウエアブランド「Que?(クエ)」スタート2007年に「GASA*」のパリでのコレクション発表を開始。2011年8月28日に直営店「『3+Re2』GASA*concept room」をオープン。
「GASA*」、「manuteria*」、「GASA*grue」のデザインを五十嵐が、「Que?」 のデザインを松谷が手掛けている。
GASA*とはスペイン語で"ガーゼ"の意味。肌触りの良い素材、生まれたての赤ん坊が初めて触れる素材、傷や怪我の手当に使う素材であるガーゼ。繊細な素材であるけれど、しっかりと包み込む強さをもつ。そんな優しさと強さを合わせ持つブランドでありたいという想いがからつけられた。またブランド名につけられた変形アスタリスク"*"は、海の色とその海に反射した光を表現したマークであり、海のように?国境のない表現をしていきたいという表現している。
GASA*の服は、主に天然の素材をベースにしたオリジナルの素材作りからはじまり、それらの素材を活かして、細部や配色、バランスにこだわりをもってデザインされている。さらに重ね着による自由な他に見られないスタイリングから洋服、小物等のトータルアイテムを展開、デザインの細部においては様々な民族衣装などの伝統的な要素、手法、新しい技術を組み合わせたものを取り入れ、商品のほぼすべてには製品洗いをかけ素材本来が持つ風合いをひきだしている。さらに独自の"遊び"や"日本の粋"をスパイスとして、GASA*の世界観を表現している。
「Que?」はメンズライクな匂い、アーミー、アウトドア的要素等を取り入れ"Daily Work Wear"をコンセプトに自然でシンプルでありながらデザインされた各アイテムを展開。"Que?"とはスペイン語で"ケ"と発音するが、GASAでは"クエ"と読む。"クエ"とは疑問詞で用いられる言葉で、"何してますか?"や、"どう思いますか?"など、色々な人や物や世界に、メッセージを投げ掛けると言う意味。
「manuteria*」はGASA*の前身ブランド。"manuteria"とは造語で、"私は私、I am that I am…"という言葉が添えられている。リユースと言うバックグラウンドを持つ材料で作られた商品を展開している。