長崎歴史文化博物館では、開館20周年記念特別展「こわ～いおばけ浮世絵」を、2025年7月5日(土)から8月24日(日)まで開催する。

「幽霊」「妖怪」など5つのテーマで浮世絵を展示

江戸時代の幕末には、おばけのブームが巻き起こり、町人文化である浮世絵にも大きな影響を与えることになった。特別展「こわ～いおばけ浮世絵」は、葛飾北斎や歌川国芳、月岡芳年といった絵師が手がけた、おばけの浮世絵約130点を紹介する展覧会だ。

本展では、「百物語」、「幽霊」、「妖怪」、「妖術使い」、「おばけ退治」という5つのテーマのもと、おばけを描いた浮世絵を展示。迫力ある巨大な骸骨が登場する国芳《相馬の古内裏・滝夜叉姫と大骸骨》、北斎《百物語 小幡小平次》や芳年《美勇水滸伝・児雷也》などの作品を目にすることができる。

「かっぱ」「もののけ」にちなんだ特集展示も

また、特別展示「れきぶんのかっぱづくし」・「れきぶんのもののけ」も。長崎歴史文化博物館が所蔵する資料のなかから、芥川龍之介の《河童図屏風》など、「かっぱ」や「もののけ」にちなんだものを公開する。

展覧会概要

開館20周年記念特別展「こわ～いおばけ浮世絵」
会期：2025年7月5日(土)～8月24日(日)
会場：長崎歴史文化博物館 3階企画展示室
住所：長崎県長崎市立山1-1-1
開館時間：8:30～19:00(入館は18:30まで)
休館日：7月7日(月)・22日(火)、8月4日(月)・18日(月)
観覧料：一般 1,000円(前売 800円)、高校生以下 無料
※前売券は、7月4日(金)まで、長崎歴史文化博物館、チケットぴあ(Pコード 687-284)、ローソンチケット(Lコード 82984)、セブンチケット(セブンコード 111-455)などにて販売
※身体障害者手帳などの所持者および介護者1名は前売料金

【問い合わせ先】
長崎歴史文化博物館
TEL：095-818-8366