「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」作品を一挙に紹介!20作品以上にも及ぶ映画シリーズを、公開順に年表及びフェイズごとにまとめた。
物語の順番やキャラクター同士の関係性を抑えれば、グッと面白くなるのもマーベル作品の魅力。最新作の公開前には、是非一度そのヒストリーを振り返ってみてはいかがだろう。
※フェイズ
数多くの映画リンクし紡がれるMCUの物語の目安として、5~6作品で区切りがつけられる「フェイズ(段階)」という単位が設けられている。個別の作品でそれぞれのヒーローの成長が描かれ、それと同時に、フェイズ単位でMCU全体に関わる大きな物語がダイナミックに動いていくという仕掛けになっている。
2008年:『アイアンマン』,『インクレティブル・ハルク』
2010年:『アイアンマン2』
2011年:『マイティ・ソー』,『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
2012年:『アベンジャーズ』
2013年:『アイアンマン3』
2014年:『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』,『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』,『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
2015年:『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』,『アントマン』
2016年:『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』
2017年:『ドクターストレンジ』,『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』,『スパイダーマン:ホームカミング』,『マイティ・ソー/バトルロイヤル』
2018年:『ブラックパンサー』,『アベンジャーズ/インフィニティウォー』,『アントマン&ワスプ』
2019年:『キャプテン・マーベル』,『アベンジャーズ/エンドゲーム』,『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
※全て左から公開順
ロバート・ダウニー・Jr.主演、“アイアンマン”の誕生を描いたストーリー。主人公は、巨大軍事企業スターク・インダストリーズの社長であり、天才発明家であるトニー・スターク。テロ組織に襲われ、アフガニスタンで捕虜となってしまったスタークは、自社の武器がテロ組織に使用されていることを知りショックを受ける。その後、敵の目を盗んで発明したパワードスーツで脱出した彼は、改良したスーツと共に、テロに立ち向かうヒーロー“アイアンマン”として生きていくことを決意する。
怒りでモンスター“ハルク”に変身する天才科学者の苦悩を描いたストーリー。物語の主人公・ブルース・バナー博士(エドワード・ノートン)は、放射線抵抗の研究中の事故により、大量のガンマ線を被爆。DNAの異変によって、怒りを感じると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質になってしまう。そして、その力を悪に利用しようとする敵の影が忍び寄るーー。エドワード・ノートン主演。
『アイアンマン』に続く本作は、自らを“アイアンマン”であることを公表したスタークに、新たな危機が迫るストーリー。パワードスーツの回収を求める米国政府との対立や、スタークに恨みを抱く新たな敵の登場。またスターク自身はというと、アイアンマンとなるたびに、彼の身体の中に埋め込まれたエネルギー源“リアクター”が中毒反応を起こし、彼の身体をむしばみ始めていたーー。
主人公のソー(クリス・ヘムズワース)は、神の国<アスガルド>で無敵の強さを誇る戦士。王の身分を約束された身分だったが、そのあまりの傲慢ぶりに、父によってすべてのパワーを奪われ、地球へと追放されてしまう。その後、地球に落ちたソーは、初めて接する人間とのかかわりを通して“真の強さ”を学んでいくのだが、一方でアスガルドでは不穏な動きが。国を欺き敵軍と手を組んだ弟・ロキによって、アスガルドと地球に危機が迫っていた。力を失ったソーは、ロキを食い止めることが出来るのか…?
物語の舞台は、第2次世界大戦最中のアメリカ。主人公の貧弱な青年 スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」に加わり、特殊な血清を体内に注入したことで、屈強な超人兵士へと一変。アメリカの運命を担うヒーロー“キャプテン・アメリカ”として生きていくこととなる。
フェイズ1の主人公たちを集結させた最強チーム“アベンジャーズ”誕生の物語。ソーの弟・ロキの陰謀によって、再び危険にさらされた地球の平和を守るため、スーパーヒーローたちが駆け付ける。しかし自分たちの意志に反して、半ば強制的に集められた彼らは、1つのチームとして戦うことを拒み続ける。そして明らかになる“アベンジャーズ”の知られざる過去と苦悩。人類史上最大の敵を前に、果たして彼らは地球を救うことができるのか?
『アイアンマン2』に続き、主人公・スターク(アイアンマン)を中心にした物語。“アベンジャーズ”の戦いから一年後、スタークは見えざる敵の脅威におびえ、一心不乱にパワードスーツを開発する毎日を送っていた。そんな中『アイアンマン』以来の因縁の敵・国際テロ組織の「テン・リングス」が再び登場。スタークは、突然の敵の猛攻撃により家も仕事場も全て破壊されてしまう。その後何とか生き延びたスタークだったが、背後には一刻と黒い影が忍び寄る。全てを失った男は、スーツなしで敵に立ち向かうことができるのかーー。
『マイティ・ソー』に続くこの物語の舞台は、“アベンジャーズ”の結成から一年後となるイギリス・ロンドン。原因不明の重力異常が発生したことで、ソーの恋人かつ天文学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)が調査に向かうが、そこで地球滅亡の鍵となるインフィニティ・ストーンの1つを身体に宿してしまう。彼女を救おうとジェーンをアスガルドに連れてきたソーだが、それが引き金となって、家族や国は危機的状況に…。残る最後の綱は、義弟であり宿敵のロキの力だったのだがーー。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』に続く物語。“アベンジャーズ”の戦いから2年後、主人公のスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)は、国際平和組織“シールド”の捜査官として世界の平和を守る任務に就いていた。ところがある事件を機に、突然シールドの同僚から命を狙われてしまう。逃亡者となった彼の前に立ちはだかるのは、戦時中の親友・バッキ―と瓜二つの“ウィンター・ソルジャー”。一体誰が味方で敵なのか?真実を暴く壮絶な戦いが始まるー。
主人公のピーター・クイル(クリス・プラット)は、幼くして地球から誘拐され、今や宇宙をまたにかけるトレジャーハンター。ある日巨万の富を夢見て、パワーストーン<オーブ>を盗み出すが、実は銀河を滅亡させるほどの恐ろしい力を持っており、悪党たちから追われる身となってしまう。そこで彼が手を組んだのは、刑務所で出会った“ヤバイ”奴ら。5人全員お尋ね者という最凶チームで、宇宙の命運をかけた勝ち目のない戦いに挑む?!
『アベンジャーズ』に続き、再びヒーローたちが集結!悪の秘密組織ヒドラの基地に侵入し、ロキの杖“セプター”を取り戻したアベンジャーズ。その際、敵の力によって悪夢を見させられたスタークは、愛する人を守りたいという想いにかられ、セプターを利用した人工知能<ウルトロン>を開発してしまう。しかしスタークの想いとはよそに、人類への憎しみにかられた<ウルトロン>は暴走。全人類を滅亡させる計画を企ててしまう。アベンジャーズは再び地球の未来を守ることができるのかーー。
主人公のスコットは、仕事を失い、別れた妻と暮らす最愛の娘の養育費も払えない崖っぷちの男。天才でも大富豪でもない彼に唯一残された道は、なんと身長1.5cmのヒーロー「アントマン」になることだった。アリとのコミュニケーションを可能にする交信機とスーツを身に着けた彼は、縮小化技術を悪用化しようとする強大な敵から世界を守るために、困難な強奪ミッションに挑んでいく!