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「ドレス・コード?」展が京都・熊本で開催 - シャネルやディオールを通して考える、衣服の持つ意味

「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」展が、京都国立近代美術館にて2019年8月9日(金)から10月14日(月・祝)まで、熊本市現代美術館にて2019年12月8日(日)から2020年2月23日(日)まで開催される。

ファッションにおける“コード”の意味、そこから広がる繋がりとは

COMME des GARÇONS(川久保玲) 2018年春夏
COMME des GARÇONS(川久保玲) 2018年春夏
(C)京都服飾文化研究財団、畠山崇撮影

ファッションは、単に流行の服やスタイルを意味するものではない。ある時代、地域、社会階層の文化や習慣との結びつきを表すものでもあり、そこには、暗黙の「ドレス・コード」とも言えるルールが存在している。

そしてその規範が、しばしば人々の行動や思考に影響を与えてきた。ファッションとは「着る」だけではなく、「視る・視られる」ものでもあり、その中には、自己と他者のコミュニケーションが存在している。

本展では、ファッションやアートのほか、映画、漫画などに描かれたファッションも視野に入れ、現代社会における「ドレス・コード」と、私たちの装いを見つめ直す。また、服装のコードを巡って繰り広げられる私たちの装いにおける、着る人とそれを視る人との関係の在り方、さらには衣服を通じた私たちと社会の繋がりについて考察する。

時代とともに変化するファッションにおける“コード”の意味

Maison Martin Margiela(マルタン・マルジェラ) 1993年春夏(コート)、1993年秋冬(ドレス)
Maison Martin Margiela(マルタン・マルジェラ) 1993年春夏(コート)、1993年秋冬(ドレス)
(C)京都服飾文化研究財団、畠山崇撮影

規則的なファッションの概念において、学校で着る制服、職場で着るスーツは、分かりやすい服装のコードのひとつ。しかし、時代を経てそのコードは破られ、ひとつの服が多角的意味をもつようになっている。例えば、トレンチコートやデニムはかつて、軍人や労働者を表すコードであったが、今ではお洒落アイテムになった。

これらコードを逸脱し、新たなファッションを生み出したスタイルを、ガブリエル・シャネルが手掛けたシャネル・スーツをはじめ、川久保玲によるコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)のスーツ、マルタン・マルジェラによるメゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)のコートやドレスで考察する。

beautiful people(熊切秀典) 2017年秋冬
beautiful people(熊切秀典) 2017年秋冬
(C)京都服飾文化研究財団、畠山崇撮影

そのほか、ディオール(DIOR)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、ヴェトモン(Vetements)、ビューティフルピープル(beautiful people)、リーバイス(Levi's)といったブランドが手掛けてきた実例も通じて紹介していく。

着ることは“何者か”になる行為?服を着る意味を考察する

CAMPBELL
CAMPBELL'S SOUP COMPANY「スーパードレス」1968年
(C)京都服飾文化研究財団、畠山崇撮影

私たちは衣服を通じて、時に自分の嗜好や属性を表明することもあれば、コスプレのように別の人格を演じることもある。これは服を着ることが“何者か”になる行為であることを意味している。

この行為を顕著に示しているのが、現代芸術家の森村泰昌の作品だ。森村は、西洋画の登場人物になりきり、それを忠実に再現するセルフポートレイト写真で知られている。その作品の中では、衣服が重要な役割を与えている。本展で森村をはじめ、現代美術家による多彩な表現を実践的に取り上げることで、着ることの意味を掘り下げる。

演劇や映画の作品を交えて、人物と服装のかかわりを考える

文学、演劇、漫画、映画でも、服は登場人物の性格や行動、感情を表す大きい要素、つまりは“コード”となっている。今回は歴史マンガ『イノサン』『イノサン Rouge』とのコラボレーション、演劇カンパニー「マームとジプシー」、演劇ユニット「チェルフィッチュ」のインスタレーションなどによってこれらを考察する。

未来のドレス・コードを考えるワークショップ開催

なお展覧会開催期間中の関連イベントとして、ドレス・コードを考えるワークショップ「2050年のドレス・コードを考えよう!」も実施される。いまから約30年後の2050年、自分がどんになっているか、どんな日々を過ごしているか……。『ドレス・コード?ー着る人たちのゲーム』展で展示される歴代のドレス・コードを切り口に、まだ誰も答えのない未来を、豊かな発想で思い描いていく。

【詳細】
<京都展>
「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」
会期:2019年8月9日(金)~10月14日(月・祝)
場所:京都国立近代美術館 企画展示室
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
時間:9:30~17:00 ※入館は16:30まで
※毎週金曜日、土曜日は21:00まで開館(入館は20:30まで)。
休館日:月曜日
※ただし8月12日、9月16日、9月23日、10月14日(すべて月・祝)は開館、翌日火曜日が休館。
入場料:一般 1,300円(1,100円)、大学生 900円(700円)、高校生 500円(300円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金および前売り料金。
※心身に障がいのある人と付添者1人は無料(入館の際に証明できるものが必要)
※本料金でコレクション展も閲覧可能。
前売り券販売期間:2019年6月9日(日)~8月8日(木)
取り扱い:ローソンチケット、チケットぴあ、セブンチケット、CNプレイガイドほか主要プレイガイドで販売
※チケット購入時に手数料がかかる場合あり。

■出展ブランド(デザイナー)
アライア(アズディン・アライア)、アシードンクラウド(玉井健太郎)、バーバリー(クリストファー・ベイリー)、ビューティフルピープル(熊切秀典)、シャネル(ガブリエル・シャネル、カール・ラガーフェルド)、コム デ ギャルソン(川久保玲)、ディオール(ジョン・ガリアーノ、マリア・グラツィア・キウリ)、ディオール オム(エディ・スリマン)、フェンディ(カール・ラガーフェルド)、ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ・アルマーニ)、グッチ(アレッサンドロ・ミケーレ)、ヘルムート ラング(ヘルムート・ラング)、ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(渡辺淳弥)、イッセイ ミヤケ メン(高橋悠介)、コーシェ(クリステル・コーシェ)、ルイ・ヴィトン(ニコラ・ジェスキエール)、ジェフ・クーンズ×ルイ・ヴィトン、モスキーノ(ジェレミー・スコット)、ポール・スミス(ポール・スミス)、トム ブラウン(トム・ブラウン)、ユニクロ アンド JW アンダーソン(ジョナサン・アンダーソン)、ヴァレンティノ(ピエールパオロ・ピッチョーリ)、ヴェトモン(デムナ・ヴァザリア)、ヴィクター&ロルフ(ヴィクター・ホルスティング、ロルフ・スノーレン)、ヴィヴィアン・ウエストウッド(ヴィヴィアン・ウエストウッド)、ヨウジヤマモト(山本耀司)、イヴ・サンローラン(イヴ・サンローラン) ほか

■衣装以外の出品作品
アンディ・ウォーホル、ミケランジェロ・ピストレット、ローズマリー・トロッケル、ハンス・エイケルブーム、森村泰昌、都築響一、青山悟、チェルフィッチュ、坂本眞一、マームとジプシー ほか

©京都服飾文化研究財団、畠山崇撮影

【関連イベント】
■2050年のドレス・コードを考えよう!
『ドレス・コード?ー着る人たちのゲーム』展 連動イベント
日時:2019年9月8日(日) 12:10~16:30 ※11:40~受付
会場:京都国立近代美術館 (1階講堂、展覧会会場)
料金:1,620円(税込/当日展覧会入場券含む)
講師:水野 大二郎[芸術博士(ファッションデザイン)/京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特任教授]ほか
当日のスケジュール:
12:10~13:10 展覧会キュレーターの解説付き『ドレス・コード?ー着る人たちのゲーム』展見学
13:30~16:30 ワークショップ(グループワーク。途中休憩あり)
-2050年の世界を想像しよう(ヒントをもとに課題設定)
-そこでは何を身にまとうのか想像してみよう(コンセプト作成)
-みんなで共有
※関連イベントの企画:ワコールスタディホール京都

Photos(11枚)

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