京都国立近代美術館では、展覧会「キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠 Reorienting ー100年前に海を渡った作家たちとー」を、2025年10月7日(火)から12月7日(日)まで開催する。
京都を拠点に、国と国、都市や地域を行き来しつつ活動しているアーティスト・映画監督、荒木悠(あらき ゆう)。3歳で渡米し、日本とアメリカを往来しつつ育った荒木は、文化間の邂逅や摩擦、歴史の奥に潜む物語に着目しつつ、映像インスタレーションやドキュメンタリーなどの作品を発表してきた。
「キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠 Reorienting ー100年前に海を渡った作家たちとー」は、各地でさまざまな人や文化と出会い、作品を発表してきた荒木をゲストアーティストに迎えた展覧会。荒木の作品に底流する視点を、京都国立近代美術館のコレクションのなかから同館の研究員が選んだ、近代の「日系移民作家」の作品を交えつつ紹介する。
日系移民作家として取り上げるのは、アメリカに渡った国吉康雄(くによし やすお)や石垣栄太郎(いしがき えいたろう)、アメリカ生まれの野田英夫(のだ ひでお)の3人。荒木と3人の画家に重なる視点に目を向けつつ、荒木の《Stray Dogs》、国吉の《鶏に餌をやる少年》、石垣の《鞭うつ》、野田の《風景》といった作品を紹介する。
展覧会「キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠 Reorienting ー100年前に海を渡った作家たちとー」
会期:2025年10月7日(火)~12月7日(日)
会場:京都国立近代美術館 4F コレクション・ギャラリー内
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
開館時間:10:00~18:00
※金曜日は20:00閉館。ただし11月28日(金)、12月5日(金)除く
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)・24日(月・振)は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)・25日(火)
観覧料:一般 430円(220円)、大学生 130円(70円)、高校生以下・18歳未満・65歳以上 無料
※( )内は20名以上の団体、金曜日18:00以降の夜間割引料金
※心身障がい者および付添者1名、ひとり親家庭の世帯員は無料
※本料金でコレクション展も観覧可
【問い合わせ先】
京都国立近代美術館(代表)
TEL:075-761-4111