展覧会「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が、愛知の豊田市博物館にて、2025年6月28日(土)から9月7日(日)まで開催される。東京の森アーツセンターギャラリーなどでも開催された巡回展だ。
古代エジプト美術の優れたコレクションを有する、アメリカ・ニューヨークのブルックリン博物館。「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」は、アメリカ最大規模を誇る同館の古代エジプトコレクションのなかから、人間やネコのミイラ、棺、宝飾品、彫刻など、約150点の遺物を紹介する展覧会だ。
古代エジプトでは、人は死後、来世で復活して永遠の命を得ると信じられていた。本展では、古代エジプト人の死生観に着目しつつ、人や動物のミイラ、副葬品、神々の姿を表したレリーフなどを公開。《神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ》や《ネコの棺とミイラ》など、人間のミイラ2体、動物のミイラを目にすることができる。
古代エジプトで絶対的な権力を有したとされるのが、ファラオだ。会場では、クフ王やラメセス2世など、約3,000年の王朝史をとおして活躍した、12人の王にまつわる作品を紹介。《王の頭部》や《クフ王の名前が彫られた指輪》などを展示するとともに、巨大ピラミッドの建築方法や建てられた当初の姿にも光を当て、ファラオの権力とその実像に迫る。
さらに、本展では、古代エジプト文明の日常生活についても紹介。《貴族の男性のレリーフ》や《ニカーラーとその家族の像》といった作品を交えつつ、当時の住居環境、食生活、仕事事情、身だしなみ、出産や子育てなどを探ってゆく。
展覧会「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」
会期:2025年6月28日(土)~9月7日(日)
会場:豊田市博物館
住所:愛知県豊田市小坂本町5-80
開館時間:10:00~17:30(入室は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 2,300円(2,100円)、高校・大学生 1,200円(1,000円)
※( )内は前売料金
※中学生以下、市内在住・在学の高校生、市内在住の70歳以上、身体障害者手帳などの所持者は無料(要証明)
【問い合わせ先】
豊田市博物館
TEL:0565-85-0900