展覧会「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:ピープル プレイス ポイエーシス(People Place Poiesis)」が、東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間にて、2025年11月21日(金)から2026年2月15日(日)まで開催される。
バングラディッシュのダッカを拠点に、気候や文化、伝統に根差した建築を手がける、マリーナ・タバサム・アーキテクツ(Marina Tabassum Architects)。「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:ピープル プレイス ポイエーシス」は、建築をとおして人々とともに生きるマリーナ・タバサム・アーキテクツの活動を、模型や映像、インスタレーションによって紹介する展覧会だ。
マリーナ・タバサム・アーキテクツを率いる建築家マリーナ・タバサムは、気候、文化、伝統に着目するばかりでなく、自然災害や貧困などに苦しむ人々の支援にも携わるなど、バングラディッシュという土地に住む人々と向きあいつつ建築を手がけてきた。
たとえば、ダッカ市内の「バイト・ウ ル・ロゥフ・モスク」は、急激に拡大する過密都市のなかで、さまざまな人々が集うことができる空間を目指したもの。地域の土を焼成したレンガをスクリーン状に積み、幾何学に基づいた、 光と風を湛える静謐な空間を生みだしている。また、可動式の住宅「クディ・バリ」は、洪水に見舞われやすいバングラディッシュにおいて、住む場所を失った人々のための「小さな家」として考案された。
本展では、「バイト・ウ ル・ロゥフ・モスク」など、マリーナ・タバサム・アーキテクツが手がけてきた建築を紹介。会場内の中庭では、「クディ・バリ」をバングラディッシュから輸送して展示するとともに、日本の素材と技術で翻案した日本版の「クディ・バリ」も新たに制作、展示する。
展覧会「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:ピープル プレイス ポイエーシス」
会期:2025年11月21日(金)〜2026年2月15日(日)
会場:TOTOギャラリー・間
住所:東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル 3F
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜日、祝日(11月23日(日・祝)は開館)、12月29日(月)〜1月7日(水)
入場料:無料
【問い合わせ先】
TOTOギャラリー・間
TEL:03-3402-1010