アシックス(ASICS)で展開されているスニーカーを特集。メンズ・レディース問わず人気を博す「ゲルカヤノ 14」や「ゲル NYC」をはじめ、おしゃれに履けるおすすめモデルを解説するとともに、注目の新作や最新コラボレーションモデルを一覧で紹介する。
アシックスのスニーカーは、本格的なランニングシーンにも対応する機能性、快適な履き心地、そしてファッションとしての高いデザイン性を兼ね備えていることから人気を博す。これまで数々のファッションブランドとのコラボレーションも展開しており、話題のモデルは完売も続出している。
特に人気の軸となっているのが、かつての「アシックスタイガー」をアシックスとの統合によって生まれ変わらせたライフスタイルシューズライン「アシックス スポーツスタイル」だ。不動の名作「ゲルカヤノ」シリーズや「ゲル NYC」などがそれにあたる。
アシックスの人気スニーカーの名で、よく目にするのが「ゲル(GEL)」という言葉。
「ゲル(GEL)」とは、衝撃吸収性と反発性に優れる革新的なフォーム素材のこと。シューズのクッション性を高め、歩行時の足への負担を軽減しながら快適な履き心地を叶えてくれる。ボールペンからロケットにまで採用される素材「αGEL」をミッドソールのスポンジ部分に埋め込むことからスタートした独自技術は、これまで約40年の間で革新的な進化を遂げてきた。
今回は、アシックスおよびアシックス スポーツスタイルのスニーカーの中から、「ゲル」搭載モデルを中心におすすめをピックアップして紹介していく。
まず紹介するのは、1993年発売の初代モデル以降、ロングセラーとなっているランニングシューズ「ゲルカヤノ(GEL-KAYANO)」。その名は、シリーズの生みの親であるアシックスのシューズデザイナー榧野俊一(かやのとしかず)から冠した。優れた衝撃緩衝性を発揮するGELテクノロジーを初搭載したモデルだ。
シリーズの中でも「ゲルカヤノ 14」は、ファンの多い人気モデルのひとつ。「ゲルカヤノ」シリーズの名作スニーカーを踏襲しながらも、2000年代後半のアシックスのシューズデザインを取り入れている。オリジナルモデルはもちろんのこと、あらゆるブランドとのコラボレーションでも採用されている。
「ゲルニンバス 10.1(GEL-NIMBUS 10.1)」は、2008年に発売されたゲルニンバス 10(GEL-NIMBUS 10)をベースとし、快適性を追求したスニーカー。2000年代後半のシューズを彷彿とさせるディテールを特徴とし、アッパーはアシンメトリーなデザインで、オープンメッシュが用いられている。
クッション性に優れるミッドソールには、二層構造のEVAフォームとGELテクノロジーを搭載。足元の骨格に対応したデザインで、足のねじれを防いで安定性を高めてくれるTRUSSTICシステムが採用されている。
常に新しいスタイルが生まれる街であるニューヨークの名を冠し、2023年に誕生した「ゲル NYC(GEL-NYC)」シリーズ。パフォーマンスランニングスタイルをインスピレーションとし、現代の高い機能性を備えながらも、アシックスのアーカイブに使われていた象徴的なデザインを取り入れた、ほんのりレトロなシルエットが特徴的だ。
「ゲルヌノビキ(GEL-NUNOBIKI)」は、アウトドアシューズとアーバントレイルシューズのムードをハイブリッドした、スポーティで洗練されたデザインが特徴。機能性とデザイン性を兼ね備えた、オフロードでも活躍する「ゲルカハナ 3(GEL-KAHANA 3)」と、「ゲルターゲット(GEL-TARGET)」のデザイン要素を取り入れ、2000年代初頭のトレイルシューズをオマージュしている。
「ゲルクォンタム キネティック(GEL-QUANTUM KINETIC)」は、ライフスタイルモデルにアシックスの革新的テクノロジーを搭載したスニーカー。「ゲルニンバス(GEL-NIMBUS)」「ゲルクッション(GEL-KUSHON)」「ゲルキネティック(GEL-KINETIC)」「ゲルキンセイ(GEL-KINSEI)」といった、アシックスを代表するランニングシューズのシリーズからインスピレーションを得ている。近未来的でありながら重厚感もあるデザインが魅力だ。
ソールには、従来のGELとは異なる形状をもち、より高いクッション性と衝撃吸収性能を叶えたScutoid GELテクノロジーを搭載しており、通勤・通学、長時間の立ち仕事などでも足の負担を軽減してくれる。