中川政七商店(Nakagawa Masashichi Shoten)の九州最大級の新店舗もオープンし、九州の豊かな風土が育んだ素材や技、日本の暮らしに根ざした工芸の知恵を伝える新拠点となる。九州全土から厳選した食と全国のうつわが楽しめる特集スペースや、九州・博多名物の限定品などを販売する他、暮らしを豊かにするヒントを学ぶワークショップも開催する。
4階の注目テナントとして、天神初となる「福岡天神 蔦屋書店」がある。書籍を中心にライフスタイルを提案するような書籍約4万冊を展開。スターバックス併設型の店舗でドリンクとともに読書を楽しめる他、店内にはシェアラウンジなどもあり、仕事や休憩など様々な用途で使えそうだ。また、コミック、アニメ、VTuberといった日本を代表する“IPコンテンツ”に着目した「IP書店 サテライトストア」を全国で初展開。イベントスペースも備えている。
そのほか、ファッション店舗として1階にはミュシャ(MUCHA)やヴァレクストラ(Valextra)、俄(NIWAKA)、2階にはナイキ(NIKE)、パトゥ(Patou)、マイキータ(MYKITA)などが軒を連ねる。4階はスノーピーク(Snow Peak)やキーン(KEEN)、コロンビア(Columbia)といったスポーツ・アウトドアブランドも展開される。
またコスメ店舗としては、2階にアスレティア(athletia)やニッチフレグランス専門店「ノーズショップ」といった顔ぶれがそろう。
充実した飲食店も要チェック。5階には天神地区最大級となる食堂「天神福食堂」がオープンし、健康的でおいしい食事を提供するほか、館内にはタリーズコーヒー(TULLY'S COFFEE)、ピエール マルコリーニ(Pierre Marcolini)をはじめとする個性豊かな10店舗のカフェが出店する。
ワンビルの飲食店舗の総客席数は約1,800席と、天神地区最大級のキャパシティを誇る。気軽に利用できる約180席の休憩スペースを備えるほか、館内の至る場所にアート作品を配置するなど、待ち合わせやビジネスシーンにも活躍する。
5階の「天神福食堂」は、ランチからゼロ次会、ディナーまで多様なニーズに応える大食堂に。店内には1人席からグループ席、テラス席まで多彩に用意する。
イタリアンレストラン「リングラッツェ」が手掛けるランチタイムには、定食や丼物、カレー、麺類など定番メニューと日替わりメニュー、そして数量限定スペシャルランチを含む計13種類のメニューを提供する。モバイルオーダー&完全キャッシュレス決済で注文と会計がスムーズにできるのも嬉しい。
また、ディナー前に軽くドリンクや料理を嗜むイタリアの風習“アペリティーボ”が楽しめるのも「天神福食堂」の魅力。気軽な“ゼロ次会”の場としても最適だ。アルコール類はもちろん、旧福ビルの「喫茶 門(もん)」のレシピを受け継いだ「ミックスジュース」などソフトドリンクも充実している。食事は、麺類などの軽食や「リングラッツェ」の自家製デリ、手作りのスイーツなどが揃い、デリはテイクアウトすることもできる。
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」の源流であり、福岡で長年愛されてきた洋食レストラン「ロイヤル」、そして名称を変えて営業を続け、2024年2月に閉店した「コンチネンタルカフェロイヤル」の系譜を継ぐ新たなレストラン「ザ コンチネンタル ロイヤル アンド ゴー」が1階に開業。
「ロイヤル」らしさは踏襲しつつも、「アジアベスト50」にも選ばれた福山剛をシェフに迎え、ワインやビールと一緒に洋食を楽しめる、“ビストロノミー”スタイルのレストランとして、気軽な洋食を提供する。店内にはカウンター席も備えており、バルとしても楽しむことが可能だ。
ピエール マルコリーニ(Pierre Marcolini)は、ブランド最大規模となるカフェ併設の直営店をオープン。店舗限定テイクアウトドリンク「ショコランブル 八女抹茶 オレ」を販売する他、全国に先駆けてオリジナルフィナンシェを販売する。
加えて、地下1階には人気レストランの料理を楽しめるフードホール「イイト テンジン(iiTo TENJIN)」と、地元の名店や全国区の人気店を“はしご”できる飲食ゾーン「天神のれん街」を展開。
フードホール「イイト テンジン」は、多彩な人気店のメニューを気軽に楽しめるオールデイダイニングとなる。樽生ヱビスを福岡の地元食材を使ったフードメニューとともに味わえる「ヱビスバー(YEBISU BAR)」や、ワインとデリカテッセンを揃える「タベリィ ウォーカー(TAVERY WALKER)」、九州産食材を使用したフレンチビストロ「ル ビストロ アキ(LE BISTRO AKi)」など、ふらっと立ち寄って飲食を楽しめる店舗が集結。オムライス専門店「卵と私」やサラダ専門店「ウィズ グリーン(With Green)」も出店する。
一方、店が立ち並び、賑わいのある路地のような空間が広がる「天神のれん街」は、個性豊かな飲食店が軒を連ねる食の新スポットに。東京駅の店舗では連日行列の絶えないもんじゃ焼き専門店「月島もんじゃ たまとや」、寿司をつまみにお酒を楽しむ「すし酒場さしす」などがオープン。
名物グルメ“博多とりかわ串”を味わうことのできる「博多とりかわ大臣」や、行列のできる濃厚豚骨つけ麺店「博多一双 雙(はかたいっそう たぐい)」、「博多もつ鍋おおやま」など、地元の人々やオフィスワーカーはもちろん、観光客も楽しめる飲食店が集結している。
地下2階にオープンするクリスピー・クリーム・ドーナツ(Krispy Kreme Doughnuts)は、約9年ぶりに福岡エリアに帰ってくる“九州復活第1号店”に。人気ナンバー1のドーナツ「オリジナル・グレーズド」をはじめ様々なドーナツを販売する他、通常は一部スーパーなどでしか販売していない「ミニクルーラー」もオープン時は特別に、期間限定発売する。ドーナツを入れて持ち帰れるリユーザブルバッグや、ロゴのアクリルキーホルダーなど福岡限定グッズもあわせて要チェックだ。