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映画『ターザン:REBORN』主演アレクサンダー・スカルスガルドに聞く、新生ターザンの魅力とは

映画『ターザン:REBORN』が、2016年7月30日(土)丸の内ピカデリー他で2D/3D全国ロードショー。

高いエンターテイメント性と力強いメッセージ性で知られるアクション映画『ターザン』が生まれ変わって登場。『ハリー・ポッター』シリーズの監督とスタッフによって描かれる本作は、リアリティが追求された迫力ある世界観だ。

映画『ターザン:REBORN』主演アレクサンダー・スカルスガルドに聞く、新生ターザンの魅力とは | 写真

ターザンを演じるのは、194cmの恵まれた肢体を持つアレクサンダー・スカルスガルド。本作のために激しいトレーニングに励み、体重を約10㎏増加させ、2週間でウエストを7.6センチ縮め、さらには胸囲を10センチ増加させた。その肉体は、まさに彫刻のようだ。

その妻ジェーンは、美貌と気風の良い演技で魅了するマーゴット・ロビー。さらに、悪人を演じると右に出る者はいなオスカー俳優クリストフ・ヴァルツ、狂気と愛嬌の振り幅で観客を惹きつけるサミュエル・L・ジャクソンなど、豪華キャストが集結する。

物語の舞台は英国ロンドン。ジェーンと結ばれ、英国貴族として裕福な暮らしを送っていたターザンであったが、政府の命令により貿易使役として故郷に帰ることに。しかしこれは仕組まれた罠。捕らわれたジェーンを救うため、己の野生を解放したターザンが、ジャングルの王として躍動する。

今回、ファッションプレスでは、主演のアレクサンダー・スカルスガルドにインタビューを実施。映画『ターザン:REBORN』の魅力を聞いた。

映画『ターザン:REBORN』主演アレクサンダー・スカルスガルドに聞く、新生ターザンの魅力とは | 写真

■『ターザン』の話は以前からご存知でしたか。

父の影響で『ターザン』を子どものころに知って以来、ずっとファンでした。実際に、幼いころにターザンごっこをしたこともありましたよ。

だから、最初に電話を受けた時“いたずら?”“ドッキリ?”と、いろいろ疑ってしまうほど。自分にオファーが来たとき「夢がかなった!」と思いましたし、本当に嬉しかったです。

■実際にターザン役を演じられる中で、本作にどんな思いを抱きましたか。

小説や映画のターザンとは真逆。物語の始まりで、ジョン(=ターザン)は3ピースのスーツを着ていて、イギリスの首相とお茶を飲むような洗練されたキャラクターとして描かれています。野性の彼がだんだんと人間になっていくのではなく、洗練された人間から、彼の中に眠っていた野性が徐々に現れていくようなストーリーに、僕自身も台本を初めて読んだとき、とても興味を惹かれました。

本作は、新しい世代にターザンを紹介するための作品でもあり、昔からのファンも全く新たなものとして楽しめる作品でもあると思います。タイトルにも“REBORN”とあるように、描かれているのは新しく再生される“今の時代にあったターザン”です。

映画『ターザン:REBORN』主演アレクサンダー・スカルスガルドに聞く、新生ターザンの魅力とは | 写真

■“今の時代にあった”というのはどういった点でしょうか。

ラブストーリーが物語の大半を占めるということでしょうね。もっと言えば、そのストーリーを構成する中で、ジェーンが単にターザンに救われるか弱い乙女という設定ではなく、自立したモダンな女性であることもこの物語の中で重要なところです。2人が常にお互いを必要としているという背景がなければ、この作品は成り立たないと思います。

ロマンスやコメディがあって、アクション、アドベンチャーがあって……この物語にはいろんな要素が含まれています。映画で描かれているのは1880年代ですが、心理的にもビジュアル的にも現代風に解釈されています。

映画『ターザン:REBORN』主演アレクサンダー・スカルスガルドに聞く、新生ターザンの魅力とは | 写真

■なかでも、思わず声が出そうになるスリルあるシーンが印象的ですよね。

実際にこの映画を見ると、一緒にターザンと木の上にいるような気持ちになるし、サルとの闘いや、戦闘シーンも一緒にその場所にいるような気分になることができると思います。

その中で忘れてはならないのが、ターザンと一緒に冒険に挑むジョージ(サミュエル・L・ジャクソン)の存在かもしれません。なぜなら、ターザンだとあらゆることを超人技で軽々やってしまうんですよね。そこにみなさんとの乖離が生まれてしまう。だからこそ、ジャングルでツタからツタに渡るのを恐怖に感じてしまうような彼がいて、見る人みんなが共感できるのではないでしょうか。

映画『ターザン:REBORN』主演アレクサンダー・スカルスガルドに聞く、新生ターザンの魅力とは | 写真

■ターザンが超人であることを痛感しますね。

これは僕が彼を好きな理由でもあるのですが、彼はスーパーヒーローだけど人間。ミュータントでもなければ武器を持っているわけでもない。空を飛べるケープを持っているわけでもありません。自分の体と頭を使って、ジャングルという非常に危険な場所でサバイバルをするために、自らを奮い立たせて超人になったのがターザン。

今回の作品では、超人的な彼のアクションをより壮大に表現するために、最新のCG映像が使われています。30年前にはできなかった、よりリアルな世界を完成させることができています。

■リアルな世界を表現する上で、軸とされていた部分はあったのでしょうか。

これは僕だけの話ではなく、本作のキャスト全員が「いまこそ観客が感じられる映画にしよう」という想いをもっていました。ターザンと一緒に冒険に出るような感覚を。そして、ツタで飛び交うところも一緒になってスウィングしているような、リアリティーを追求しました。

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