展覧会「よりみち展 ~美術のみかたが広がるよもやま話~」が、福島の諸橋近代美術館にて、2025年7月19日(土)から11月9日(日)まで開催される。
「よりみち展 ~美術のみかたが広がるよもやま話~」は、作品にまつわる雑談や裏話などに光を当てつつ、美術の広さと面白さを紹介する展覧会だ。サルバドール・ダリやアルフレッド・シスレーといった美術家による作品を取り上げつつ、美術の歴史、その背後にある物語や技法、作家の人間性などを紹介する。
たとえば、風景画という「美術史」。西欧の風景画は、時代や地域に応じて捉え方が異なっていた。とりわけ18世紀以降には、自然風景の本質がたびたび論じられている。本展では、ジャン=バティスト=カミーユ・コローの《ヴィル=ダヴレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬)》などの風景画作品を目にすることができる。
また、「人物」では、ジュール・パスキンの《帽子を持つ少女》や、マリー・ローランサンの《ダンサー》などを展示。エコール・ド・パリの画家パスキンの作品は、退廃や倦怠、孤独といった言葉でしばしば捉えられる。会場では、パスキンの私生活に光を当てつつ、その作品を紹介する。
展覧会「よりみち展 ~美術のみかたが広がるよもやま話~」
会期:2025年7月19日(土)~11月9日(日)
会場:諸橋近代美術館
住所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093-23
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:9月17日(水)
観覧料:一般 1,300円、高校・大学生 500円、中学生以下 無料
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の提示者本人および付添者1名は無料
【問い合わせ先】
諸橋近代美術館
TEL:0241-37-1088