1914年、アメリカのフィラデルフィアに「ブルックス」誕生。
ブルックス(BROOKS)は、アメリカのパフォーマンスランニングシューズブランド。
スポーツ医学、人の動作や動きに関する力学などに基づいた高い機能性にアイデンティティを持つブランドであり、スピード・足の保護など目的別に特化したランニングシューズや険しい自然の中でのトレイルランに耐えうるトレランシューズなどを展開する。
独自のクッショニング技術「ディーエヌエー ロフト」「ディーエヌエー フラッシュ」を採用しランナーのニーズに答えている。
ブルックスは1914年、ジョン・ブルックス・ゴールデンバーグにより革製のバスシューズ(プールや海水浴用シューズ)とバレエシューズの製造を行うブランドとしてペンシルバニア州フィラデルフィアに設立された。1980年代に拠点はシアトルに移っている。
1970年代のアメリカのジョギングブームに伴い、ランニングシューズをブランドの主幹商品とする。1974年に発売された「ヴィラノバ」が、柔軟性と軽量性を両立させた高機能シューズとして大ヒット。1976年『ランナーズワールド』誌の第2回シューズランキングで2位を獲得し、ベストバリューと称えられる商品となる。
1970年代後半にはランニングシューズのクッション素材として現代でも広く使用される発泡体EVAを世界で初めて採用。ブルックスに追随して他社もEVAをこぞって使用を始め、以後EVAの使用はランニングシューズの制作における新たなスタンダードとなる。
当素材EVAの採用に加え、医学的観点からランニングによる怪我の原因の研究によって開発された、足首の過度なひねりによる怪我を防止する構造が特徴の「ヴァンテージ 430」が1978年、79年に2年連続で五つ星を獲得。ブルックスのランニングシューズブランドとしての名声を確立する決め手となった。
また、2014年にはブルックス ランニングカンパニー100周年を記念し、ファッショナブルなヘリテージフットウエアコレクションの展開を開始。ブルックスブランドを代表する歴代モデルを現代の技術を用いて復刻した。豚本革を使用した70年代のランニングブームのテイストが感じられるクラシカルな「ヴァンガード」や80年代のランニングシーンを牽引した「チャリオット」など伝説的なモデルが多数復刻した。