特別展「東福寺」京都国立博物館で - “画聖”明兆の大作《五百羅漢図》をはじめ、東福寺の寺宝が一堂に
特別展「東福寺」が、京都国立博物館 平成知新館にて、2023年10月7日(土)から12月3日(日)まで開催される。東京国立博物館でも開催された巡回展だ。
東福寺の寺宝を一挙公開
![重要文化財 東福寺伽藍図 了庵桂悟賛 室町時代・1505年(永正2年) 京都・東福寺蔵
[11月7日(火)~12月3日(日)展示]](/img/news/98038/JYU.jpg)
[11月7日(火)~12月3日(日)展示]
東福寺は、京都を代表する禅寺のひとつだ。鎌倉時代、中国・南宋で学んだ円爾(えんに)を迎えて創建された東福寺には、中国伝来の文物をはじめ、建造物、彫刻、絵画、そして書跡など、禅宗文化を物語る数多くの文化財が伝えられており、国宝や重要文化財に指定されているものは105件に及ぶ。
![四天王立像のうち多聞天立像 鎌倉時代・13世紀 京都・東福寺蔵
[通期展示]](/img/news/98038/TmE.jpg)
[通期展示]
東京と京都を巡回する特別展「東福寺」は、仏像や書画類の優品をはじめ、東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会。草創以来の東福寺の歴史をたどりつつ、中国との交流を通して育まれた禅宗文化の全容に幅広く光をあてる。
![重要文化財 五百羅漢図のうち第1号幅 吉山明兆筆 南北朝時代・1386年(至徳3年) 京都・東福寺蔵
[10月7日(土)〜10月22日(日)展示]](/img/news/98038/Vms.jpg)
[10月7日(土)〜10月22日(日)展示]
なかでも注目は、室町時代に活躍した絵仏師・吉山明兆(きつさんみんちょう)による大作《五百羅漢図》。「画聖」とも称された明兆は、中国伝来の仏画作品に学びつつ、冴えわたる水墨のわざと鮮やかな極彩色により、平明な画風を確立した。本展では、明兆が初期に手がけた代表作《五百羅漢図》のうち、現存する全47幅を修理後初公開する。
展覧会概要
特別展「東福寺」
会期:2023年10月7日(土)~12月3日(日)
[前期 10月7日(土)~11月5日(日) / 後期 11月7日(火)~12月3日(日)]
※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替えあり
会場:京都国立博物館 平成知新館
住所:京都府京都市東山区茶屋町527
開館時間 9:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日(10月9日月・祝)は開館)、10月10日(火)
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、大学生 1,200円(1,000円),、高校生 700円(500円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※前売券は、8月下旬から10月6日(金)まで、主なプレイガイドなどにて販売
※中学生以下、障害者手帳などの提示者および介護者1名は無料
【問い合わせ先】
TEL:075-525-2473 (テレホンサービス)
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