企画展「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない！ 人生絵日記」が、岐阜県美術館にて、2022年4月23日(土)から6月26日(日)まで開催される。

塔本シスコの作品200点超が一堂に

塔本シスコは、1913年に熊本県郡築村(現・八代市)に生まれ、50代から本格的に絵を描き始めて以降、91歳で亡くなるまでの約40年間で膨大な数の絵を描き続けた。企画展「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない！ 人生絵日記」は、シスコの作品200点以上を集め、夢と喜びにあふれた作品世界を紹介する。

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本展では、シスコが本格的に制作を始めた1960年代から、最晩年に至る作品を一堂に集めて展示。絵を描く生活が始まった頃に手がけられた《秋の庭》や《夕食後》から、大阪府枚方市に引っ越したのち、庭のひまわりが織りなす景色に故郷の田植え風景を重ねて描いた《長尾の田植風景》、70歳を過ぎて熊本での幼少期を回顧しつつ制作した《五色山の想い出》などの作品群、そしてプリミティヴな熱気を放つ《フレ川綱引き》や絶筆となった《シスコの月》まで、制作の展開を展観する。

シスコの作品は、草花や動物といった身近な存在、そして子どもの頃の思い出などを主題に、明るく鮮明な色彩で細やかに描かれている。会場では、シスコの作品の特徴がよく現れた《金魚 大和錦の産卵》など、植物や動物を描いた作品を展示。また、重要なモチーフであり続けた家族や日々の楽しい出来事にも着目し、《NHKがやってきた》などを紹介する。

展覧会概要

企画展「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない！ 人生絵日記」
会期：2022年4月23日(土)〜6月26日(日)
会場：岐阜県美術館 展示室2・3
住所：岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
開館時間：10:00〜18:00(5月20日(金)、6月17日(金)は20:00まで開館)
※展示室の入場は閉館30分前まで
休館日：月曜日
観覧料：一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、難病に関する医療費受給者証の交付者およびその付添者(1名まで)は無料

【問い合わせ先】
岐阜県美術館
TEL：058-271-1313