石川・金沢にあるおすすめの美術館・博物館を特集。金沢市の中央に位置する兼六園周辺には、アートを楽しめるスポットが集中しており、観光とともに美術館や博物館といったミュージアムめぐりをするのにぴったりだ。この記事では、現代美術や工芸、石川ゆかりの美術を楽しめる美術館・博物館をまとめて紹介。各詳細からは、展覧会情報、アクセスや観覧料などをチェックすることも可能だ。
“新しいエコロジー”を探る展覧会が金沢21世紀美術館で -オラファー・エリアソンらが出品開催中期間:2024年11月2日(土)〜2025年3月16日(日)金沢21世紀美術館では、開館20周年を記念した特別展「すべてのものとダンスを踊って—共感のエコロジー」を、2024年11月2日(土)から2025年3月16日(日)まで開催する。特別展「すべてのものとダン...
金沢21世紀美術館“都市のなかの個人”に着目するコレクション展、ホンマタカシや宮永愛子ら出展開催中期間:2024年10月12日(土)〜2025年1月19日(日)金沢21世紀美術館では、「コレクション展2 都市漂流」を、2024年10月12日(土)から2025年1月19日(日)まで開催する。1980年以降、現代美術における重要なテーマとなった「都市化」。資本主義...
金沢21世紀美術館は、現代美術を軸とした美術館。2004年に開館、建築は妹島和世+西沢立衛 / SANAAが手がけた。全面ガラス張りの開放感ある建物では、現代美術を多角的に紹介する展覧会を開催。また、コレクションは、1980年以降の作品、そこに大きな影響を及ぼした1900年以降の作品、そして金沢ゆかりの作家による作品を軸に構成され、レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》をはじめ恒久展示作品も数多く設置されている。
国立工芸館は、工芸を専門とする日本唯一の国立美術館。1977年、東京・北の丸公園に東京国立近代美術館工芸館として開館したのち、2020年に金沢に移転した。、陶磁、ガラス、漆工、木工・竹工、染織、金工、人形、デザインなど、全国各地・近現代のあらゆる工芸分野の秀作を所蔵する。明治期に建てられた2つの旧陸軍の施設を移築・復元して活用した館内では、多彩なテーマを設けた工芸の展覧会を開催している。
石川県立美術館は、石川県の美術工芸の伝統や、同地とゆかりのある作品を中心に紹介する美術館。1983年に開館。加賀藩ゆかりの古美術品と、石川の作家を中心とする油彩画・日本画・彫刻・工芸品を常設で展示するほか、企画展も開催している。
石川県立歴史博物館は、石川の歴史を軸に紹介している歴史博物館。1986年に開館。石川の原始から現代までを、各時代の象徴的なテーマを軸に概観する「歴史展示」と、風土に根ざした祭り文化を紹介する「民俗展示」から構成される常設展示を行うほか、企画展も開催している。なお、建物の赤レンガ建物3棟は、戦前には陸軍兵器庫として使用されており、1990年には国の重要文化財に指定されている。
金沢市立中村記念美術館は、茶道具と工芸を中心とする美術館。1,000点を超える所蔵品は、金沢で酒造業を営んでいた実業家で茶人の中村栄俊が蒐集した茶道具、近世絵画、古九谷、加賀蒔絵などの名品を核としており、これらを年4~6回の企画展で公開している。
鈴木大拙館は、金沢出身の仏教哲学者である鈴木大拙に関する博物館。2011年に開館、建築設計は谷口吉生による。3つの棟と3つの庭から構成されており、これらを回遊することで、大拙の思想や足跡に理解を深められる空間となっている。
金沢能楽美術館は、日本唯一の能楽専門の美術館。加賀宝生に伝わる貴重な能面や能装束を収蔵・展示する施設として、かつて金澤能楽堂のあった「広坂」に建設された。館内では、能楽を解説した映像の上映、模型による能舞台の解説、歴史的美術品の展示などから、能楽の魅力を紹介している。
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館は、石川・金沢にある建築・都市のミュージアム。建築家・谷口吉郎の住まい跡地に、その長男で国際的に著名な建築家でもある谷口吉生の設計により建設。建築や都市にまつわる展覧会などを開催している。