特別展「珠玉の近代絵画—『南国』を描く。」が、福岡市美術館にて、2025年年10月11日(土)から11月24日(月・振)まで開催される。

日本の近代美術を“南”から捉える初の展覧会

特別展「珠玉の近代絵画—『南国』を描く。」は、華麗な花鳥画を残した石崎光瑤(いしざき こうよう)をはじめ、「南国」を題材とした近代絵画を紹介する展覧会だ。

明治時代以降、日本の画家たちは、色鮮やかな自然と、日本とは異なる異なる風俗を求めて、南の諸地域を訪れた。近世までの日本では、南に対する認識は、限られた情報に想像が入り混じるものであった。しかし、近代に入ると、画家たちは公的な要請や私的な目的で南に向かうようになり、そこでの見聞を絵画の題材としたのだ。

本展は、「南」という視点から日本の近代美術を捉える、初の展覧会。近代の洋画や日本画を公開。石崎光瑤の色鮮やかな花鳥画《熱国妍春》、吉田博の《タジマハルの朝霧第五》、荒井寛方の《薫風》など、南国の自然や風景、風俗を描いた絵画を目にすることができる。

展覧会概要

特別展「珠玉の近代絵画—『南国』を描く。」
会期：2025年年10月11日(土)〜11月24日(月・振) 会期中に展示替えあり
［前期 10月11日(土)〜11月9日(日) / 後期 11月11日(火)〜24日(月・振)］
会場：福岡市美術館 2F 特別展示室
住所：福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間：9:30～17:30(入館は閉館30分前まで)
休館日：月曜日(10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)・24日(月・振)は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)
観覧料：一般 1,500円(1,400円)、高校・大学生 1,000円(900円)、中学生以下 無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※無料対象は、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示者および介護者1名、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者

【問い合わせ先】
福岡市美術館
TEL：092-714-6051(代表)