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企画展「焼き締め陶」東京・根津美術館で、“土の素朴な味わい”日本人が愛好してきた陶器が一堂に

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企画展「焼き締め陶 —土を感じる—」が、東京・南青山の根津美術館にて、2025年9月13日(土)から10月19日(日)まで開催される。

釉薬を掛けずに焼きあげた“焼き締め陶”を紹介

《信楽茶碗 銘 水のこ》 信楽 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
《信楽茶碗 銘 水のこ》 信楽 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵

焼き締め陶とは、釉薬を掛けず高温で焼きあげた陶器だ。ガラス質の釉薬を施さないため、土の素朴な味わい、形のシャープさが際立つばかりでなく、焼きあげるさいの火や灰の動きによって偶然現れる、躍動感ある表情が特徴としている。

《備前平鉢》 備前 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
《備前平鉢》 備前 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵

日本における焼き締め陶の歴史は、朝鮮半島から高火度焼成の技術がもたらされて生まれた、古墳時代の須恵器に遡る。やがて、釉薬を施した施釉陶器が誕生すると、焼き締め陶は陶磁器生産の最先端からは外れることとなる。しかし中世以降、素朴な表情を持つ焼き締め陶は、美的価値を見出され、主に茶の湯の世界で愛好されたのであった。こうしたなか、中国や東南アジアで生産された南蛮物、そして信楽や備前、伊賀といった国内の焼き締め陶が人気を博していった。

《南蛮横縄水指》 ベトナム 16~17世紀 根津美術館蔵
《南蛮横縄水指》 ベトナム 16~17世紀 根津美術館蔵

企画展「焼き締め陶 —土を感じる—」は、日本人が好んだ焼き締め陶に焦点を合わせる展覧会。《信楽茶碗 銘 水のこ》をはじめとする信楽や備前などの茶陶、ベトナムで作られた《南蛮横縄水指》などの南蛮物、そして近代に入って愛好されるようになった、中世の壺や甕などを一堂に集めて公開する。

展覧会概要

企画展「焼き締め陶 —土を感じる—」
会期:2025年9月13日(土)〜10月19日(日)
会場:根津美術館 展示室1・2
住所:東京都港区南青山6‐5‐1
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(9月15日(月・祝)、10月13日(月・祝)は開館)、9月16日(火)、10月14日(火)
入館料:一般 1,300円(1,100円)、学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※オンライン日時指定予約制(8月26日(火)より美術館ホームページにて受付。招待はがきなどで入館料無料の場合も要予約)
※( )内は障害者手帳の提示者および同伴者1名の料金
※当日券(一般 1,400円、学生 1,100円)も販売(予約優先。当日券での入館者は待つ場合あり。混雑状況によっては当日券を販売しない場合あり)
※予約は1グループ10名まで

【問い合わせ先】
根津美術館(代表)
TEL:03-3400-2536

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企画展「焼き締め陶」東京・根津美術館で、“土の素朴な味わい”日本人が愛好してきた陶器が一堂に|写真1 企画展「焼き締め陶」東京・根津美術館で、“土の素朴な味わい”日本人が愛好してきた陶器が一堂に|写真2 企画展「焼き締め陶」東京・根津美術館で、“土の素朴な味わい”日本人が愛好してきた陶器が一堂に|写真3 企画展「焼き締め陶」東京・根津美術館で、“土の素朴な味わい”日本人が愛好してきた陶器が一堂に|写真4

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