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銅版画家・浜口陽三の展覧会が日本橋で - 浜口の回想とともに静謐な版画の世界を紹介

展覧会「浜口陽三の世界 柔らかな光と闇 ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~」が、東京・日本橋の美術館「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」にて、2023年2月11日(土・祝)から5月7日(日)まで開催される。

回想をもとに浜口陽三の創作を紹介

浜口陽三 《スペイン風油入れ》 1954年 メゾチント 28.8×28.7cm
浜口陽三 《スペイン風油入れ》 1954年 メゾチント 28.8×28.7cm

浜口陽三(はまぐち ようぞう)は、20世紀後半を代表する銅版画家だ。古典的な銅版画技法であるメゾチントを復興し、カラーメゾチントという独特の銅版画技法を開拓した浜口は、その卓越した技術でもって静謐な版画作品を手がけた。

浜口陽三 《4つのさくらんぼ》 1963年 カラーメゾチント 23.3×54.2cm
浜口陽三 《4つのさくらんぼ》 1963年 カラーメゾチント 23.3×54.2cm

1909年に生まれた浜口は、1930年、東京美術学校彫塑科を退学して渡仏、パリで油彩画や水彩画を学んだ。しかし、第二次世界大戦が勃発したため帰国し、40歳を過ぎた頃に初めて本格的に銅版画に取り組むことに。その後、再びパリに渡り、版画家として活躍したのだった。

浜口陽三 《蝶》 1967年 カラーメゾチント 11.4×11.5cm
浜口陽三 《蝶》 1967年 カラーメゾチント 11.4×11.5cm

浜口は生前、自作については多くを語らなかったものの、1987年に東京で行われたインタビューからは、その創作を窺い知ることができる。その際に聞き手を務めたのが、浜口とも交流のあったフランス文学者・柏倉康夫(かしわくら やすお)であった。

浜口陽三 《パリの屋根》 1956年 カラーメゾチント 18.3×18.4cm
[4月1日(土)~16日(日)展示]
浜口陽三 《パリの屋根》 1956年 カラーメゾチント 18.3×18.4cm
[4月1日(土)~16日(日)展示]

展覧会「浜口陽三の世界 柔らかな光と闇 ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~」では、浜口の回想をもとに、柔らかな発想と探究心に支えられた創作の一端を紹介。2012年の展覧会で取り上げた柏倉によるインタビューにあらためて光をあて、新たに発見された作品や資料とともに紹介する。

展覧会概要

2023年春のコレクション展「浜口陽三の世界 柔らかな光と闇 ~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~」
会期:2023年2月11日(土・祝)~5月7日(日)
会場:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
開館時間:11:00〜17:00(土日祝は10:00から開館)
※会期中の第1・第3金曜日は20:00まで開館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(4月29日(土・祝)〜5月7日(日)の期間は連日開館)
入館料:大人 600円、高校・大学生 400円、中学生以下 無料

【問い合わせ先】
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
TEL:03-3665-0251

Photos(5枚)

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