東京シティビューは、東京を見渡すことのできる屋内展望台。ミュージアム・クオリティのギャラリースペース「スカイギャラリー」が設けられており、「都市型エンターテイメント」をテーマに、眺望と融合したイベントや展覧会が開催される。

また、別料金で屋上「スカイデッキ」に登れば、都心にいながらにして開放的な大空と風を体感することが可能だ。

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
住所：東京都港区六本木6-10-1 52階
※森美術館は53階。
営業時間：平日および休日 10:00～23:00(最終入館 22:30)、金・土・休前日 10:00～25:00(最終入館 24:00)
料金：一般 1,800円、学生(高校・大学生) 1,200円、子供(4歳～中学生) 600円、シニア(65歳以上) 1,500円
※展望台チケットで、森美術館に入館可。
※屋上 スカイデッキへは別途追加料金が必要(大人+500円/4歳～中学生+300円)。
※森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金。
※障がい者手帳を持参者とその介助者(1名まで)は、当日料金の半額。入館の際に、チケットカウンターにて障がい者手帳の提示が必要。
※団体料金(一般 1,500円、学生〔高校・大学生〕1,100円、子供〔4歳～中学生〕600円、シニア〔65歳以上〕1,400円)は15名以上で適用。チケットカウンターで販売。

〈東京都庭園美術館〉旧朝香宮邸建築＋日本庭園の優雅な空間

東京都庭園美術館は、国の重要文化財に指定された旧朝香宮邸建築を本館とする美術館。官邸時代からの改造はわずかとなっており、アール・デコ様式の美しい空間を、年に4回ほど開催される展覧会とともに楽しむことができる。本館の正面玄関ガラスレリーフ扉は、フランスのガラス工芸家ルネ・ラリックが朝香宮邸のためにデザインしたもの。翼を広げる女性像は、型押ガラス製法で作られている。

また、その名の通り日本庭園・西洋庭園を擁しており、展覧会の準備で美術館が閉館している時でも庭園のみ入園することができる。また、展覧会チケットを持っていれば庭園にも入園することができるため、鑑賞後に屋外でゆったりとしたひと時を過ごすことも可能。また、日本庭園内には茶室「光華」を構える。茶室「光華」も重要文化財に指定されており、時期によっては特別公開されることもある。

東京都庭園美術館
入館料：展覧会によって異なる。
庭園入場料：一般 200(160)円、大学生(専修・各種専門学校含む) 160(120)円、中・高校生・65歳以上 100(80)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者とその介護者1名は無料。
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上無料。
※親子ふれあいデー(毎月第3土曜日と続く日曜日＜家族ふれあいの日＞)は、18歳未満の子を同伴する都内在住の2名まで、庭園の入場料金が半額。
※展覧会のチケット持参者は、庭園にも入場可能。

映画や観劇と合わせて楽しむ

〈東京都写真美術館〉ホールで映画鑑賞、特集上映も

東京都写真美術館では、1階にホールを設け映画上映を行っている。短期のスパンで東京都写真美術館ならではの作品をセレクトし、上映。例としては、ドキュメンタリー映画『岡本太郎の沖縄』や、『東京裁判』4Kデジタルリマスター版、アピチャッポン・ウィーラセタクン 幻の映画上映など。

「ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジア 2019」に伴う「秋の映画祭」や、「ポーランド映画祭2019」など、特集上映も行われる。年に1回開催される映像とアートの国際フェスティバル「恵比寿映像祭」では、展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを無料で楽しめる(一部有料プログラムあり)。2020年の「恵比寿映像祭」は、2020年2月7日(金)から2月23日(日)まで開催される。

東京都写真美術館
住所：東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間：10:00～18:00(木・金曜は20:00まで。2020年1月2日、3日は18:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで ※1Fホールは上映により異なる
休館日：毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌平日休館)
※年末年始(12月29日(日)～2020年1月1日(水))、2020年1月27日(月)～2月6日(木)、2020年2月24日(月)～2月28日(金)
料金：展覧会、上映により異なる

〈Bunkamura ザ・ミュージアム〉コンサートホールや映画館・劇場が一体に

「ザ・ミュージアム」や「ギャラリー」で展覧会を開催しているBunkamuraは、コンサートホール「オーチャードホール」、劇場「シアターコクーン」、映画館「ル・シネマ」と、様々な娯楽施設が一体となっている。観劇やコンサートで訪れたついでに、美術鑑賞を楽しむことが可能だ。

渋谷の繁華街にありながら、静かで落ち着いた空間も魅力。東急百貨店本店に隣接し、周りにもショッピングや飲食スポットが密集しているので、気軽に立ち寄って様々な芸術に触れることができる。

ル・シネマ：独自の作品選定によりヨーロッパやアジア映画を中心に芸術性の高い作品や作家性にこだわった作品を単館ロードショー方式で上映するミニシアター。
オーチャードホール：天井が高く、垂直の両側壁、浅いバルコニーを持つシューボックス型ホール。クラシックコンサートをメインに、オペラ、バレエ、ポピュラーコンサートなどを開催している。
シアターコクーン：演劇、コンサート、コンテンポラリーダンスなどをはじめとする、さまざまな舞台公演を開催。舞台から客席までの距離感が近いコンパクトな空間で舞台と客席の一体感・臨場感を演出。

Bunkamura
住所：東京都渋谷区道玄坂2-24-1
ザ・ミュージアム営業時間：月〜木・日：10:00〜18:00、金〜土：10:00〜21:00
※展覧会により営業時間が変更になる。
※展覧会により休館日が異なる。