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日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催

国際的に活躍する写真家・現代美術作家の杉本博司の個展「杉本博司 ハダカから被服へ」が2012年3月31日(土)から7月1日(日)まで、東京・品川の原美術館にて開催される。「人類の衣服の歴史は人類の歴史そのものと同じほど古い」(杉本博司)をコンセプトに、「装う」ことを改めて問うた本展では、マドレーヌ ヴィオネガブリエル シャネルクリストバル バレンシアガイヴ サンローラン三宅一生山本耀司川久保玲(コム デ ギャルソン デザイナー)など、20世紀を代表するファッションをカメラの眼でとらえなおした「スタイアラズド スカルプチャー(Stylized Sculpture)」シリーズを中心に展示される。 

「スタイアライズド スカルプチャー 003 [川久保玲 1995]」 2007年
衣装所蔵:公益財団法人京都服飾文化研究財団
ゼラチンシルバープリント 149.2 x 119.4 cm
©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

杉本博司は写真を通してコンセプチュアルアートの可能性を広げた、現代美術界を牽引する写真家であり、美術作家である。1970年代後半に着手した「ジオラマ」と、長時間露光によってスクリーンを満たす映画一本分の光をとらえた「劇場」シリーズ、1980年から始まった「海景」シリーズの3シリーズによって国際的評価を確立した。2000年代に入ってからは、建築の設計や文楽・能などの舞台活動にも精力的に活躍の場を広げている。


「類人」 1994年 ゼラチンシルバープリント 64.7 x 89.5 cm
©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

「なぜ私達人間は服を着るのだろう。私達は装い装う。私は私以外の何者かになりたい。いや、私であるためには、私は私を装わなくてはならない」と杉本博司は私達の衣服を着る根源を問いただす。「人体とそれを包む人工皮膚を近代彫刻としてみる」という視点から制作された「スタイアラズド スカルプチャー(Stylized Sculpture)」は、人間にとっての衣服の意味、人間と衣服の関係を掘り下げる示唆的なシリーズ。

更に、他のシリーズ(「ジオラマ」および「肖像写真」)から抜擢された写真作品が、「ハダカから被服へ」という人類史的な軸を浮き上がらせる。彼自身が演出を手掛けた文楽の人形やデザインを手掛けた能楽の装束、そしてこれまで収集した美術工芸品も展示に織り込み、杉本博司ならではの視点で人間の身体と「装う」ことの意味を読み解いていく。

また個展と同時に、杉本博司を密着取材した長編ドキュメンタリー「はじまりの記憶 杉本博司」が渋谷シアター・イメージフォーラムのレイトロードショーにて2012年3月31日(土)から公開される。「はじまりの記憶」は2011年国際エミー賞 アート番組部門にノミネートされた注目作。杉本博司の素顔と創造の源、そして彼の現代美術家として未来をより深く理解出来る注目作品だ。

【アーティスト情報】
杉本博司(すぎもと・ひろし)
東京、下町に生まれる。立教大学経済学部卒業後渡米、ロサンジェルスのアートセンター カレッジ オブ デザイン卒業後74年よりニューヨーク在住。現代美術作家として、世界各地の美術館で個展を開催する。2009年建築設計事務所「新素材研究所」を東京に開設、静岡県長泉町に IZU PHOTO MUSEUM を設計する。2011年、主宰する小田原文化財団が公益法人として認可され、財団の活動として「杉本文楽曾根崎心中付けたり観音廻り」を神奈川芸術劇場にて公演する。1988年、毎日芸術賞、2000年、パーソンズ スクール オブ デザイン、ニューヨーク、名誉博士号、2009年、高松宮殿下記念世界文化賞、2010年、紫綬褒章。主な著書に『歴史の歴史』(新素材研究所)、『空間感』(マガジンハウス)、『苔のむすまで』『現(うつつ)な像』(新潮社)がある。

【展覧会情報】
「杉本博司 ハダカから被服へ」(Hiroshi Sugimoto: From naked to clothed)
場所: 原美術館 〒140-0001東京都品川区北品川4-7-25
期間: 2012年3月31日(土)~7月1日(日)
時間: 11:00~17:00(水曜日は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館: 月曜日(祝日にあたる4月30日(月)は開館)、5月1日(火)
入館料: 一般 1000円、大高生700円、小中生500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引き
TEL: 03-3445-0651

【映画情報】
「はじまりの記憶 杉本博司」
監督: 中村佑子
出演: 杉本博司、安藤忠雄、李禹煥、野村萬斎、浅田彰
ナレーション: 寺島しのぶ
音楽: 渋谷慶一郎
場所: シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)にて、レイトロードショー
公開: 2012年3月31日(土)より
料金: 一般1500円/学生1200円/小・中・高・シニア・会員1000円(前売鑑賞券発売中 1300円)

Photos(4枚)

日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像1 日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像2 日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像3 日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像4

Photos(4枚)

日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像1 日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像2 日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像3 日本が誇る写真家・現代美術作家、杉本博司の個展「ハダカから被服へ」を3月より原美術館で開催 画像4

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