金原ひとみの小説を原作とする実写映画『ミーツ・ザ・ワールド』が、2025年10月24日(金)に公開。主演・杉咲花演じる由嘉里が歌舞伎町に足を踏み入れる様を映す、予告編が解禁された。

歌舞伎町で出会う、新たな世界

映画『ミーツ・ザ・ワールド』は、自分を好きになれず、人生に焦りを感じる27歳の主人公が歌舞伎町で新たな世界に出会っていく様を描いた現代版“不思議の国のアリス”ともいえる作品。

擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」をこよなく愛しつつ、自己肯定感の低い主人公・由嘉里を杉咲花が演じる他、由嘉里が歌舞伎町で出会う美しいキャバ嬢・ライを南琴奈、ホストのアサヒを板垣李光人が演じる。監督は、『くれなずめ』『ちょっと思い出しただけ』の松居大悟が務める。

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この度解禁された予告編では、由嘉里が韓国料理屋で突然立ち上がり「私は腐女子です」と打ち明けるシーンや、歌舞伎町でキャバ嬢のライに出会い、ごみだらけの散らかった部屋に招かれるシーンが登場。ごみを片付けながら「こんな生活してたら、あなた死んじゃいますよ」と言う由嘉里に、ライは飄々と「私死ぬの」と告げる場面も。

また、ライをきっかけとして、不特定多数に愛されたいホスト・アサヒや、毒舌な作家・ユキ、街に寄り添うマスター・オシンといった様々な人と出会う中で、由嘉里が少しずつ自分を受け入れていく兆しが見て取れる。

筒井真理子が主人公の母親役、令和ロマン・くるまも出演

新キャストも解禁。由嘉里が敬遠する母親役を筒井真理子が演じる他、由嘉里が合コンで出会う男・奥山譲役を映画初出演となる「令和ロマン」のくるまが演じる。さらに、由嘉里の同僚役として加藤千尋と和田光沙、ライの関係深い人物として安藤裕子や中山祐一朗、アサヒの同僚として佐藤寛太が出演する。

さらに、由嘉里が愛情を注ぐ最推しの擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」の劇中アニメにも注目。村瀬歩や坂田将吾、阿座上洋平、田丸篤志といった人気声優たちが声の出演を果たしている。

主題歌・音楽はクリープハイプ

映画『ミーツ・ザ・ワールド』の主題歌、劇伴音楽は、これまでも松居大悟とタッグを組んできたクリープハイプが担当。実写映画の音楽を手がけるのは、クリープハイプにとって初となる。クリープハイプの尾崎世界観は、音楽の制作にあたり撮影現場を実際に訪れて音楽のイメージを膨らませたという。また、主題歌「だからなんだって話」は映画の一部分にもなっており、物語の締めくくりを楽曲がどのように演出しているのかにも注目だ。

映画『ミーツ・ザ・ワールド』あらすじ

擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない由嘉里。27歳になって結婚・出産…と違う世界に次々と離脱する腐女子仲間をみて、このまま仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じ、婚活を始める。しかし参加した合コンで惨敗。歌舞伎町で酔いつぶれていたところ、希死念慮を抱えるキャバ嬢・ライに助けられる。

ライになぜか惹かれた由嘉里は、そのままルームシェアを始めることに。やがて、既婚のNo.1ホスト・アサヒ、人の死ばかりを題材にする毒舌作家・ユキ、街に寄り添うBARのマスター・オシンと出会い、歌舞伎町での生活に安らぎを覚えていく。そんな日々の中でもライのことが気がかりな由嘉里は、かつての恋人との確執が解ければ死にたい感情は消えるかもしれないと考え、アサヒやユキ、オシンに相談する。だが、価値観を押し付けるのはよくないと言われてしまう。それでもライに生きてほしいと願う由嘉里は、元恋人との再会を試みるが……。

【詳細】
映画『ミーツ・ザ・ワールド』
公開日：2025年10月24日(金)
出演：杉咲花、南琴奈、板垣李光人、渋川清彦、蒼井優、くるま、加藤千尋、和田光沙、安藤裕子、中山祐一朗、佐藤寛太、渋川清彦、筒井真理子、蒼井優
劇中アニメ出演：村瀬歩、坂田将吾、阿座上洋平、田丸篤志
監督：松居大悟
原作：金原ひとみ「ミーツ・ザ・ワールド」(集英社文庫 刊)
配給：クロックワークス