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藤原竜也×竹内涼真にインタビュー、映画『太陽は動かない』過酷なアクションシーン撮影裏話と作品への想い

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藤原竜也と竹内涼真の初タッグで、映画化が実現することとなった『太陽は動かない』。本作は、人気小説家・吉田修一が描く、通称“鷹野一彦”シリーズ3部作の中の「太陽は動かない」「森は知っている」2編をベースに構築される。24時間ごとの定期連絡を怠ると爆死するという、心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェントが、命がけの頭脳戦を繰り広げる。

指揮を執ったのは、「海猿」シリーズや「MOZU」シリーズを手掛けた監督・羽住英一郎。日本国内に加え、東欧ブルガリアにて約1ヶ月に及ぶ海外ロケを実施し、大規模なアクションシーンの撮影が行われた。

公開に先駆け、秘密組織のエージェントを演じた藤原竜也と竹内涼真の2人にインタビューを実施。アクションシーン撮影の裏話や、本作への想いを伺った。

『太陽は動かない』は、ド派手なアクションシーンが見どころとなっています。今回、ハードな撮影もスタントなしで挑んだそうですね。

藤原:『太陽は動かない』の撮影は、自分史上でもかつてないほど過酷でした。僕が苦手とする“高所・水中・暗闇”が全て含まれていて、さらに緊張感が極限に達した画を求められるわけだから、身の危険を感じて何度か撮影に行かないでおこうかと思うほどでした(笑)。

現場では「撮影スタートします」とスタッフの方に呼ばれても、わざと竹内くんに話しかけて「いやでもな、これはな……」みたいな感じではぐらかすこともありました。怖さに負けて(笑)。

竹内:スタートまで時間稼ぎしていましたよね(笑)。

先輩の藤原さんから率先していく、というわけではなかったのですね(笑)。

竹内:アクションシーンでは、僕から「竜也さん、やりましょう!」という感じでしたね(笑)。トム・クルーズのアクションシーンのメイキングを見て鼓舞したりして、いかに先輩のエンジンをかけるかっていう(笑)。

藤原:竹内くんの頑張りが僕を動かしてくれたのは確かです。その一方で、竹内くんはむしろ楽しそうな表情でこなしている時もあったから、見ていて腹が立つこともありましたが(笑)。

竹内:これだけ「怖い」とか「嫌だ」とかおっしゃっているのに、竜也さんはみんなを巻き込んでいくんです。そして、周りが期待している以上のことをやってしまう。それが竜也さんのすごいところですね。

この巻き込む力は、特に飲みに行くときにも発揮されていて。撮影部隊の方みんな引き連れて「いこうぜ!」みたいな。

藤原:僕は巻き込むだけなんで。あとはへべれけになって帰るっていう。

竹内:撮影期間中3度ほど、竜也さんをだっこしてベッドまで連れて帰りましたよね(笑)。

藤原:本当にいい後輩に恵まれました。

(笑)。撮影時でも、竹内さんの頼もしさを感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。

藤原:実は、幼少期に川で溺れて、兄の友人に助けられたことがあったのですが、それ以来、水が苦手になってしまいました。水の中でのシーンでは、僕が竹内くん(田岡)を助けるシーンだったのですが、実は僕が掴まっている状況でした(笑)。

竹内:竜也さんが半分溺れてて、僕はその溺れている人に助けられているので、結構カオスでした(笑)。

藤原:「大丈夫か!!!」みたいなセリフを言いながら、僕が竹内くんに掴まっているコントみたいな状態だったよね。 “鷹野じゃなくて”藤原竜也のガチ溺れは、色んな意味でこの映画の見どころです(笑)。

お二人がハードな撮影でも、この作品をやり切れた理由は?

藤原:羽住監督はじめ羽住組のスタッフの皆さんの力がすごくて、1歩足を踏み入れたら『太陽は動かない』の世界が完全に整っていました。「状況は整わせたから、あとは号令をかけるだけです」と言わんばかりに。

非常に恵まれた環境だったからこそ、引き受けたあとに後戻りはできないし、やらなければいけないと感じました。

竹内:竜也さんのおっしゃる通りで、アクションをやり遂げるのに最高の舞台とチームが揃っていて、あとは僕たちがどれだけ本気を出せるか、という状況でした。

撮影までに何度もリハーサルを行ったのですが、これほどリハーサルの時間をとる撮影を経験にしたことがなくて。撮影2か月前から日本で稽古して、その後ブルガリアに移ってからもセットに見立てたスタジオでリハーサルをして本番に臨みました。スタッフの方々が、僕らと足並みを揃えて寄り添いながら準備を重ねてくださったおかげで、自分が想像していた以上のものが完成したと感じました。

まさに命がけのようなシーンは多かったものの、スタッフの方たちを信じて「絶対に大丈夫」と思えるようになりましたし、何度かテイクを重ねて自分の動きを客観的に見られた時には撮影が楽しかったです。

スタッフの皆さんの支えがあってこそだったのですね。

藤原:羽住組の皆さんは職人ですね。緊張感マックスの毎日で、大変であるはずのことも、ピリピリせず楽しまれていました。常に監督が求める以上のことをしようという心意気で。

それは、羽住監督から過酷な要求があるからではなくて、監督がみんなに愛され、監督のためにこのワンカットを成功させてやろうじゃないかと思わせてくれる人柄だからこそなんだろうなと。僕たちも羽住監督の満足する顔を見たくてやっていたというのはありました。

『太陽は動かない』に出演されて公開を迎える今、お二人が思うことは?

藤原:今まで様々な作品に出演させていただきましたが、これほど「もう二度とできない」と思う役は初めてかもしれません。頑張れば結果が出せると改めて教えられた作品でもあります。

竹内:『太陽は動かない』では、これまで自分なりに身につけたことを全てぶつけたいとも思って、身体も徹底的に鍛えて撮影に臨みました。隣に竜也さんがいらして、バディとして自分は必死になって頑張らないとスタッフの皆さんとも切磋琢磨できないと感じ、ぎりぎりまで頑張ってみようと。

それを乗り越えた今、演じるということがまたさらに好きになりましたし、映画を作ることの楽しさにあらためて気づかせていただきました。『太陽は動かない』は、今後も俳優を続ける上で、自分を奮い立たせる“起爆剤”のような作品になったと思います。

次に伺ったのは、藤原と竹内自身の“今”の想い。『太陽は動かない』の中で、鷹野が“1日を生きる”という想いを大切にしていたように、2人が大切にしていることとは――。

日々生活の中でお二人が、特別意識されている考えはありますか。

藤原:2021年で39歳になるのですが、若くもなく、かといって年を取ったという年齢でもないわけで。人生の中間地点であろう今、ベストな人生の選び方を意識するようになりました。

それは何がきっかけだったのでしょうか。

藤原:子供の存在が大きいです。死生観なんて今まで意識することなんてなかったし、なるようになるだろうと思っていた僕が、今では135歳ぐらいまで生きたいと思うようになりました(笑)。

ベストな人生の選び方とは、具体的にどのようなことを考えられるのでしょうか。

藤原:今、僕にとって俳優という道が、1回きりの人生において正しいものなのか。今1番に大切にしなければいけないものは家族なのか、仕事なのか、はたまた自分なのか。俳優という特殊な仕事をしていて、どういう選択をすべきなのか。そういったことを考えるようになったなと思います。

竹内:すごいですね。

藤原:自分を問い直すという面では、『太陽は動かない』はとてもいいきっかけだったとも思うんです。緊張感が極限状態にある現場で、自分とは何か、自分が自分である理由とは何かを考えさせられました。鷹野という役を通して自分を再発見する約半年間だったのかもしれません。言うなれば、“禅”の世界です(笑)。

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