群馬の原美術館ARCでは、展覧会「トロイメライ」を、2025年7月12日(土)から2026年1月12日(月・祝)まで開催する。
ドイツ語で「夢想」や「夢見心地」を意味する、「トロイメライ(träumerei)」。展覧会「トロイメライ」は、原美術館ARCが所蔵する現代美術や古美術の作品を、「夢」や「夢を見ること」をキーワードに紹介する展覧会だ。
夢は、必ずしも眠るときに目にするイメージだけを指すものではない。目に映る光景や耳に聞こえる音など、現実に起きていることがらでも、その人の気持ちに応じて、夢を見ているかのように捉えがたい様相を示すことがあるのだ。そしてアーティストは、ときに不確かなイメージを捉えるべく、さまざまな表現を試みてきたといえる。
本展では、身近でありながらも多彩で、謎めいた「夢」に着目。現代美術では、奈良美智の《Eve of Destruction》や大竹伸朗の《網膜 #2 (紫影)》のほか、横尾忠則、森村泰昌、アンゼルム・キーファー、マーク・ロスコなどの作品を展示予定だ。
一方、書院造をモチーフにした特別展示室「觀海庵」では、古美術を中心に紹介。初展示となる円山応挙の《山水図屏風》に加えて、狩野永徳の《虎図》、《武蔵野図屏風》、加藤泉の作品などを目にすることができる。
展覧会「トロイメライ」
会期:2025年7月12日(土)〜2026年1月12日(月・祝)
会場:原美術館ARC
住所:群馬県渋川市金井2855-1
開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:木曜日(8月中は無休)
入館料:一般 1,800円、70歳以上 1,500円、高校・大学生 1,000円、小・中学生 800円
※群馬県内の小学・中学・高校生は無料
■展示予定アーティスト
・現代美術
カレル・アペル、イケムラレイコ、フランチェスカ・ウッドマン、大竹伸朗、加藤美佳、アンゼルム・キーファー、坂田栄一郎、シンディ・シャーマン、名和晃平、奈良美智、ジョナサン ボロフスキー、増田佳江、宮脇愛子、ロバート・メイプルソープ、森村泰昌、やなぎみわ、横尾忠則、マーク・ロスコ ほか
・特別展示室 觀海庵(会期中に展示替えあり)
加藤泉、狩野永徳、狩野探幽、徐霖、野村仁、円山応挙、崔在銀ほか
【問い合わせ先】
原美術館ARC
TEL:0279-24-6585