展覧会「野口哲哉 鎧を着て見る夢 —ARMOURED DREAMER—」が、神奈川・箱根の彫刻の森美術館にて、2025年7月19日(土)から2026年1月12日(月・祝)まで開催される。
武具や甲冑、それらを纏った人間をモチーフに、リアルな彫刻や絵画を手がけてきた現代作家、野口哲哉。本物と見紛うような野口の作品は、鎧兜という過去のものを題材としつつ、樹脂やアクリルなどの現代的な素材を用いて制作されてきた。
野口は鎧兜を、「生物の殻」として捉えているという。つまり、鎧兜とは、それぞれの時代や環境に対応した結果として生まれるものであり、「人間が肉体を守るために作った過去のプロダクト品」であるのだ。このように、野口の創作には、文明社会や人間への好奇心が流れている。
展覧会「野口哲哉 鎧を着て見る夢 —ARMOURED DREAMER—」は、野口の3年ぶりとなる大型個展。会場となる本館ギャラリーの空間に合わせて、《Clumsy heart》や《RING AND MAN》といった初期作からの代表作、新作の《floating man》など、約75点を公開する。また、秋頃には、新しい作品も展示予定だ。
展覧会「野口哲哉 鎧を着て見る夢 —ARMOURED DREAMER—」
会期:2025年7月19日(土)〜2026年1月12日(月・祝) 年中無休
会場:彫刻の森美術館 本館ギャラリー
住所:神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
開館時間:9:00〜17:00(⼊館は閉館30分前まで)
入館料:一般 2,000円(1,800円)、高校・大学生 1,600円(1,400円)、小・中学生 800円(600円)、未就学児 無料
※( )内は、ウェブチケットおよび15名以上の団体料金
※障害者手帳の所持者は、一般 1,000円、小学・中学・高校・大学生 無料、介助者(1名まで) 1,000円
【問い合わせ先】
彫刻の森美術館
TEL:0460-82-1161