展覧会「異端の奇才 ビアズリー展」が、福岡の久留米市美術館にて、2025年5月24日(土)から8月31日(日)まで開催される。東京・丸の内の三菱一号館美術館でも開催される巡回展だ。
19世紀末、イギリス・ロンドンで活躍した版画家、オーブリー・ビアズリー。1872年に生まれたビアズリーは、25歳の若さで世を去るまで、精緻な線描、大胆な白と黒の色面から構成される、洗練された作品を数多く残した。
ビアズリーは、わずか約5年という短い期間で、1,000点以上の作品を手がけている。トマス・マロリー編『アーサー王の死』で注目を集めたビアズリーは、オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』英語版の挿絵により、決定的な名声を獲得。革新的な文芸雑誌『イエロー・ブック』の編集に携わって活躍している。その後、スキャンダルに巻き込まれて『イエロー・ブック』の仕事を失うも、晩年まで自身の表現を追求した。
展覧会「異端の奇才 ビアズリー」は、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)の全面協力のもとに開催される、ビアズリーの大回顧展。『アーサー王の死』や『サロメ』などの代表的な挿絵をはじめ、素描やポスター、同時代の家具調度など、約200点の作品を一堂に集め、ビアズリーの画業の全貌を紹介する。
展覧会「異端の奇才 ビアズリー展」
会期:2025年5月24日(土)〜8月31日(日)
会場:久留米市美術館 2F
住所:福岡県久留米市野中町1015 石橋文化センター内
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 1,500円(1,300円)、65歳以上 1,200円(1,000円)、大学生 700円(500円)、高校生以下 無料
※( )内は15名以上の団体料金
※障害者手帳などの持参者および介護者1名は無料
※前売券(1,200円)は、チケットぴあ(Pコード 687-192)、ローソン各店(Lコード 86710)にて、会期1か月前より販売
※上記料金にて石橋正二郎記念館も観覧可(7月31日(木)まで)
【問い合わせ先】
久留米市美術館
TEL:0942-39-1131