島根県立石見美術館では、開館20周年を記念した企画展「加藤泉 何者かへの道」を、2025年7月5日(土)から9月1日(月)まで開催する。
島根県安来市出身の国際的に活躍するアーティスト、加藤泉。1990年代末より画家として活動を始めた加藤は、シンプルで記号的な顔の「人がた」を一貫してしてきた。2000年代からは木彫作品も手がけるようになり、現在では石、布、ソフトビニール、プラモデルなど、さまざまな素材を用いた作品を制作している。
企画展「加藤泉 何者かへの道」は、日本では過去最大規模となる加藤の個展。初公開となる高校時代の油彩画から最新作までを一堂に集めて、その画業を展観するとともに、音楽活動、ブランドとのコラボレーションなど、幅広い活動にも光をあてる。
本展では、加藤の絵画を一挙公開。高校時代の油彩画から、画家として活動をスタートした1990年代末、最新作までの作品を通して、「人がた」の表現の展開をたどってゆく。
また、平面と立体にわたる、多様な表現も。加藤は2000年代前半から立体作品の制作をスタートし、布作品、リトグラフ、そして近年は浮世絵版画をも手がけてきた。特に立体作品では、木彫に始まり、ソフトビニール、石、金属、さらにはプラモデルを取り入れて制作を行っている。会場では、さまざまな素材と表現による、加藤の作品を展示する。
加藤は、自らのデザインによるプロダクトを手がけるほか、千總(CHISO)とのコラボレーションやバンド活動を行うなど、幅広い活動を展開している。本展では、美術の制作にとどまらない、加藤の広範な活動も紹介する。
開館20周年記念企画展「加藤泉 何者かへの道」
会期:2025年7月5日(土)〜9月1日(月)
会場:島根県立石見美術館
住所:島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:火曜日(8月12日(火)は開館)
観覧料:一般 1,300円(1,050円)、大学生 600円(450円)、高校生以下 無料
※前売券は、一般 1,100円、大学生 500円
※( )内は20名以上の団体料金
※企画展のチケットでコレクション展も観覧可
【問い合わせ先】
グラントワ代表
TEL:0856-31-1860