企画展「DESIGN MANIA~百貨店・SCのデザイン~」が、大阪の高島屋史料館にて、2024年9月7日(土)から12月23日(月)まで開催される。
日本の百貨店は、時代とともにさまざまに変化してきた。とりわけ、大正時代に本格的百貨店となった髙島屋は、昭和時代初期、大阪と東京に大型店舗を開店。さまざまなイベントを開催して新しい情報を人々に提供し、発想豊かな広告と商品で発展した。
第二次世界大戦後、高度経済成長期には、人々が憧れる生活を提案。昭和44年(1969年)には、首都圏郊外の宅地開発とマイカーブームの到来を背景に、日本初の郊外型SC(ショッピングセンター)として、玉川髙島屋S・Cを開店した。現在は、「まちづくり」をコンセプトのひとつに活動している。
デザインは、こうした時代の変化とともにあった。たとえば、衣服に着目するのならば、髙島屋の「百選会」は、広く知られた呉服催事である。また、日本人の装いが和服から洋服へと変化する時代には、積極的に洋装を紹介。戦後には世界的なデザイナーと提携するなど、最新の流行を発信することに努めてきた。
企画展「DESIGN MANIA~百貨店・SCのデザイン~」は、百貨店やSCの展開を、「広告」「衣服」「生活」「まち」という4つのデザインを軸に紹介する展覧会。髙島屋が歩んてきた歴史を物語る広告や、髙島屋が提案した衣服などを目にすることができる。
企画展「DESIGN MANIA~百貨店・SCのデザイン~」
会期:2024年9月7日(土)〜12月23日(月) 会期中に一部作品の展示替えあり
[第I部 9月7日(土)〜10月28日(月) / 第II部 11月9日(土)〜12月23日(月)]
会場:高島屋史料館 企画展示室
住所:大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館 3F
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火・水曜日、10月31日(木)〜11月8日(金)
入館料:無料
【問い合わせ先】
高島屋史料館
TEL:06-6632-9102