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“近代日本画の巨匠”竹内栖鳳の展覧会が大阪・高島屋史料館で、“東洋と西洋の融合”代表作などを展示

企画展「人間 栖鳳」が、大阪の高島屋史料館にて、2024年3月9日(土)から7月1日(月)まで開催される。

竹内栖鳳と高島屋

竹内栖鳳 《アレ夕立に》 1909年 [第2部展示]
竹内栖鳳 《アレ夕立に》 1909年 [第2部展示]

竹内栖鳳(たけうち せいほう)は、東洋と西洋の絵画表現を融合して日本画を革新したとされる、近代日本画の巨匠だ。その素地は、20代半ば頃より携わっていた、高島屋の画室での仕事において培われたものであったといえるようだ。

竹内栖鳳 《ベニスの月》 1904年 [第1部展示]
竹内栖鳳 《ベニスの月》 1904年 [第1部展示]

江戸時代に生まれた高島屋が大きく成長する契機となったのが、明治時代に始めた貿易業である。この時に海外へと輸出されたのが、画工が描いた下絵をもとに職人が手がけた、刺繍やビロード友禅染の壁掛、屏風、衝立などであった。このために高島屋は、外国の雑誌や画集、写真集などを収集し、世界で通用する表現を研究したのだ。

竹内栖鳳 《桃梨》 1918年頃 [第1部展示]
竹内栖鳳 《桃梨》 1918年頃 [第1部展示]

当時の画室は、京都では唯一海外の事情にふれることができる場であったという。京都に生まれた栖鳳は、高島屋の画室に勤務し、輸出用染織品の下絵を制作。こうして、栖鳳の監修のもとで高島屋が手がけた染織品は、各国の博覧会で高い評価を受けることになった。

竹内栖鳳 《国瑞》 1937年 [第2部展示]
竹内栖鳳 《国瑞》 1937年 [第2部展示]

企画展「人間 栖鳳」では、生涯を通じて高島屋と深い関わりを持った栖鳳の生涯を紹介。《ベニスの月》や《アレ夕立に》、《国瑞》など、高島屋史料館が所蔵する代表作や書簡を通して、栖鳳の軌跡に光をあててゆく。

展覧会概要

企画展「人間 栖鳳」
会期:2024年3月9日(土)〜7月1日(月)
[第1部 3月9日(土)〜5月6日(月・振) / 第2部 5月18日(土)〜7月1日(月)]
会場:高島屋史料館 企画展示室
住所:大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25 髙島屋東別館 3F
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火・水曜日、5月9日(木)〜17日(月)
入館料: 無料

【問い合わせ先】
TEL:06-6632-9102

Photos(5枚)

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