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室町時代の画僧・祥啓の展覧会が神奈川県立歴史博物館で - 山水図や花鳥図などを展示、実像と受容に迫る

特別展「あこがれの祥啓─啓書記の幻影と実像─」が、神奈川県立歴史博物館にて、2023年4月29日(土・祝)から6月18日(日)まで開催される。

祥啓ひとりに光をあてる初の展覧会

《花鳥図》 祥啓筆 神奈川県立歴史博物館 [通期展示]
《花鳥図》 祥啓筆 神奈川県立歴史博物館 [通期展示]

祥啓(しょうけい)は、水墨画の巨匠・雪舟と並んで重要とされる、室町時代の絵師だ。鎌倉の建長寺の僧であった祥啓は、文明10年(1478年)に上京し、足利義政に仕えていた芸阿弥(げいあみ)に師事。この間、室町幕府秘蔵の中国絵画にふれて研鑽を積んでいる。3年にわたる京都滞在を経て鎌倉に戻ると、山水図や花鳥図、人物図を手がけていった。

《巣雪斎図》 祥啓筆 静嘉堂文庫美術館 [前期展示]
《巣雪斎図》 祥啓筆 静嘉堂文庫美術館 [前期展示]

祥啓は、建長寺の書記の職に就いていたことから「啓書記」とも呼ばれた。その人気から、次世代の絵師が多くの模倣作品を残しているばかりでなく、「啓書記」の絵画として現在に伝わる作品にも、桃山時代や江戸時代、あるいはそれ以降の絵とされるものが存在している。

《白衣観音図》 興悦筆 平林寺 [後期展示]
《白衣観音図》 興悦筆 平林寺 [後期展示]

特別展「あこがれの祥啓─啓書記の幻影と実像─」は、祥啓ひとりに光をあてる、初の展覧会。《山水図》(重要文化財)をはじめとする祥啓の作品を展示するとともに、祥啓にあこがれた絵師や大名、数寄者の歴史をたどってゆく。

展覧会概要

特別展「あこがれの祥啓─啓書記の幻影と実像─」
会期:2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日) 前後期でほぼ全点の展示替えあり
[前期 4月29日(土・祝)~5月21日(日) / 後期 5月23日(火)~6月18日(日)]
会場:神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室・コレクション展示室
住所:神奈川県横浜市中区南仲通5-60
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日

■観覧料
・特別展・常設展セット料金
一般 1,100円(1,050円)、20歳未満・学生 700円(650円)、65歳以上 250円(250円)、高校生 200円(200円)
・特別展
一般 900円(800円)、20歳未満・学生 600円(500円)、65歳以上 200円(150円)、高校生 100円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障害者手帳などの所持者は無料
※神奈川県立の博物館・美術館などの有料観覧券の半券提出により、団体割引料金で観覧可

【問い合わせ先】
神奈川県立歴史博物館
TEL:045-201-0926

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